髪が傷むと色が抜ける!髪が茶色くなってきたと感じている人へ
最近、髪の色が茶色っぽくなってきたと感じている人はいませんか?昔は黒々として艶のある美しい髪が自慢だったのに、茶色っぽくなってきた気がする…のは勘違いではありません。実は毛髪全体にダメージが広がってしまっている可能性があります。ダメージと髪が茶色になるのは一体どんな関係があるのでしょうか。
■毛髪にダメージがあると髪が茶色になる理由
あなたは“メラニン色素”の名前を聞いたことはありませんか。これは人間の髪や肌の色を決めている物質になります。メラニン色素には2種類あり黒褐色の「ユーメラニン」と、黄赤色系の「フェオメラニン」があります。メラニンの量が多いと髪は黒くなりますが、逆に少ないと栗毛などの茶色っぽい髪の色になります。
髪はダメージをうけるとメラニン色素を含む細胞の密度が低くなってしまい、髪の色が薄くなってくるのです。これは髪がダメージを受けキューティクルや毛髪本体になるコルテックス部分に影響してしまい、髪の内部が栄養不足でスカスカな状態になります。その結果、メラニン色素自体が少なくなり、髪の色が抜けてしまうのです。
メラニン色素は髪を作る毛母細胞に近い場所に存在しているので、結構不足や栄養不足、乾燥、洗浄力の高いシャンプーなどの影響が出てしまうことも考えられます。若い頃に真っ黒な髪をしていても、維持する為に髪や頭皮の健康を意識してお手入れしてあげないと保つことができなくなってしまうのです。
■外的な要因で髪が茶色くなることもある!
髪は外的要因で脱色されてしまい、茶色くなってしまうこともあります。例えばプールの中には水を濁らせない為に「遊離塩素」が含まれており、プールの後に目が充血してしまうのは誰もが1度は経験したことがあるかもしれません。子どもの頃から長期間スイミングなどでプールに入る機会の多い人の場合は、髪が茶色になってしまうことも。
期間が短くとももともと影響を受けやすい髪の場合は、水道水の影響だけでも髪が茶色になってしまうことも考えられます。これらは髪や頭皮にダメージがかかることによって起こるものですので、髪が茶色くなってきたら疑ってみてもいいと思います。
髪が茶色になるのを年齢的な要因だと思っている人もいるかもしれませんが、実はダメージの蓄積が関係している場合もあります。染めてもいないのに自然と髪が茶色になってきた場合は、一度髪の状態や頭皮を見直してみてもいいかもしれません。