髪にダメージを与える『やってはいけない!シャンプーの仕方』

髪にダメージを与える『やってはいけない!シャンプーの仕方』

シャンプーの間違ったやり方はしていませんか?

髪にダメージを与える間違ったシャンプー方法についてのご説明、承知しました。
以下のような間違ったシャンプー方法は避けるべきです:

 

  1. 爪を立てて、ゴシゴシ洗う:頭皮は非常にデリケートなので、爪でゴシゴシ洗うと、頭皮を傷つけたり、炎症を引き起こす可能性があります。また、強い摩擦は髪の毛を傷め、切れ毛や枝毛の原因になります。

  2. 髪の毛同士をこすり合わせる:髪同士を強くこすることも、髪の表面を傷める行為です。このような摩擦は、髪の外側を覆っているキューティクルを剥がし、乾燥やダメージの原因となります。

  3. クシやブラシで髪をとかしながら洗う:濡れた髪は非常にもろく、傷みやすい状態にあります。クシやブラシを使用して髪をとかしながら洗うと、髪の毛が引っ張られ、抜けやすくなるか、髪の毛が傷む可能性が高くなります。


正しいシャンプー方法では、指の腹を使って優しく頭皮をマッサージするように洗い、髪は優しく泡で包むように洗うのが理想的です。
また、髪の毛を優しく指で解きほぐしながら洗うことも、ダメージを防ぐ上で役立ちます。
頭皮と髪の健康を保つために、これらのポイントを心がけると良いでしょう。

 

シャンプー前に、まずはこれをやろう!

シャンプー前のブラッシングと予洗いは、髪と頭皮の健康にとって非常に効果的な手順です。
以下にその理由をまとめました:

 

  1. シャンプー前の軽いブラッシング

    • ホコリや汚れを取り除く:ブラッシングによって、髪に付着したホコリや汚れを浮かせ、取り除くことができます。
    • 頭皮の血行促進:ブラッシングは頭皮の血行を促進し、健康な髪の成長を助けます。
    • 絡まった髪の解消:髪が絡まっている場合は、毛先から優しく解きほぐすことで、シャンプー中の髪への負担を減らすことができます。
  2. 予洗い

    • 汚れの事前除去:シャンプーをつける前に髪を十分に濡らし、予洗いをすることで、ホコリや汚れをある程度流すことができます。
    • 泡立ちの向上:予洗いによって髪が十分に濡れていると、シャンプーの泡立ちが良くなります。これにより、より効果的な洗浄が可能になり、髪への負担も軽減されます。
  3. ブラシの選択

    • 豚毛ブラシの利点:プラスティック製のブラシよりも豚毛など動物の毛を使ったブラシが髪に優しいです。これらのブラシは髪に自然な油分を均等に分布させ、髪のツヤや健康を保つのに役立ちます。


シャンプー前のこれらの手順は、頭皮と髪の健康を守り、ダメージを最小限に抑えるのに重要です。また、正しいブラッシング方法と適切なブラシの選択が、髪の毛への負担をさらに減らすのに役立ちます。

 

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シャンプー後のドライヤーは絶対!

シャンプー後のタオルドライ方法は大変重要です。
髪が濡れているときは特に脆弱で、正しいドライ方法を用いないとダメージを受けやすくなります。
以下に、適切なタオルドライとドライヤーの使用方法についてまとめました:

タオルドライ

  1. タオルドライの方法

    • ゴシゴシこすらない:タオルで髪を強くこすり合わせるのは避けましょう。これは特にキューティクルが開いている状態でダメージを与えやすくなります。
    • 髪を優しく挟む:タオルで髪の毛を優しく挟み、手で押さえて水分を吸収させます。これを複数回繰り返し、余分な水分を取り除きます。
  2. ドライヤーの使用

    • 自然乾燥の問題点:濡れた状態で髪を放置すると、水分が髪内部に長時間留まり、キューティクルを膨張させてダメージを引き起こす可能性があります。
    • ドライヤーを使う:タオルドライの後、ドライヤーを適切な距離から使い、髪を乾かします。温風と冷風を適宜切り替え、髪に熱を加えすぎないようにします。
  3. 就寝前の注意

    • 濡れたまま寝ない:濡れた髪で寝ると、枕との摩擦で髪が傷みやすくなるだけでなく、キューティクルのダメージも増えます。


これらの方法でタオルドライとドライヤーを使用することで、髪の毛を健康に保ち、ダメージを最小限に抑えることができます。髪の扱い方は、その美しさと健康を保つために非常に重要です。

 

キューティクルが開くと髪が痛む!

髪の毛が濡れているときにキューティクルが開き、その状態での取り扱いが髪の毛に大きな影響を与えることを理解することは、髪の健康を保つ上で重要です。

キューティクルが開く理由

  • 髪の毛が濡れると、キューティクルが膨潤して開きます。これにより、髪の内部がダメージを受けやすくなります。

髪の扱い方の見直し

  • 皆さんが日々行うシャンプー、タオルドライ、ドライヤーの使用方法を見直すことは、髪の健康を守るために非常に重要です。
  • シャンプーの際は爪を立てず、優しく洗うこと。
  • タオルドライは髪を優しく挟み、ゴシゴシこすらないこと。
  • ドライヤー使用時は適切な距離を保ち、熱の加減に注意すること。

これらのポイントを守ることで、髪の毛のキューティクルを保護し、健康な髪を維持することができます。毎日のヘアケアルーチンを見直すことは、髪の美しさと健康を長期的に保つための第一歩です。もし自分のシャンプーやヘアケアの方法に不安があれば、これらのポイントを参考にして、適切な方法を取り入れてみてください。


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ドライヤーは風が強い方がいいの?

ドライヤーの風の強さについては、髪のタイプや状態、そしてどのような目的でドライヤーを使用しているかによって異なります。ここでは、風の強さがどのように髪に影響するかについていくつかのポイントを挙げます。

  1. 風の強さと髪の健康

    • 強い風は髪を早く乾かすことができますが、過度に強い風は髪を乱れさせ、絡ませる可能性があります。
    • 特に細い髪や傷んだ髪は、強い風でダメージを受けやすくなります。
  2. 風の強さの調整

    • 細い髪や傷んだ髪:弱い風で優しく乾かすのが望ましいです。これにより、髪への負担を減らし、ダメージを防ぐことができます。
    • 太い髪や多い髪:やや強い風を使っても問題ありませんが、髪が乱れないように注意する必要があります。
  3. ドライヤーの使い方

    • 風は根元から毛先に向けて当てるのが理想的です。これにより、髪のキューティクルを保護し、自然なツヤを保つことができます。
    • 適度な距離(約15cm~20cm)を保ち、髪に直接熱風が当たり過ぎないようにします。
  4. 熱の使用

    • 高温の風は髪を乾かす速度を上げますが、過度の熱は髪を傷める原因となります。適切な温度設定を使用しましょう。
  5. スタイリング

    • 風の強さはスタイリングの際にも重要です。ボリュームを出したい場合は、根元に強めの風を当てることが効果的ですが、全体的な仕上がりには風の強さを調節することが重要です。


最終的には、髪のタイプや状態、求めるスタイルに合わせて、ドライヤーの風の強さを調整することが大切です。
髪を健康に保ちながら、望むスタイルを実現するためには、適切な風の強さと熱の使用が鍵となります。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。