美容師おすすめ!夏の髪のUV対策にピッタリなアイテム2選
年間を通じた紫外線対策の重要性
UV(紫外線)の強さは季節によって変わりますが、一般的には春から夏にかけて、特に5月から8月までの期間が最も強いとされています。
しかし、地域によっては9月頃まで紫外線の強さが高い場所もありますので、季節だけでなく地域の気候も考慮する必要があります。
紫外線には主に二つのタイプがあります。
UVAとUVBです。UVAは皮膚の深い層まで届き、肌の老化を促進する原因となります。
UVBは皮膚の表面層に作用し、日焼けや皮膚がんのリスクを高めます。
春から夏にかけては、これらの紫外線が地表に届く量が増え、特に昼間の時間帯(10時から16時頃)に最も強くなります。
美容師としてお客様にアドバイスするなら、紫外線対策は年間を通じて心掛けることが重要ですが、特に5月から8月の間はより一層の注意を払うべきです。
日焼け止め製品を選ぶ際には、SPF(紫外線B波から守る指数)とPA(紫外線A波から守る指数)が高いものを選び、外出前には適切な量を肌に塗布し、2〜3時間ごとに塗り直すことをお勧めします。
また、帽子や長袖の服、サングラスを着用して直接的な紫外線の影響を避けることも大切です。
さらに、紫外線は晴れた日だけでなく、曇りの日や水辺、砂浜などでの反射によっても肌に届くため、天候に関わらず紫外線対策をすることが肌を健康に保つ鍵となります。
紫外線対策は肌の健康を守るだけでなく、美しい肌を長く保つためにも非常に重要です。
日焼けによるシミやしわ、たるみなどの老化現象を防ぐためにも、年間を通してしっかりと紫外線対策を行うことを心掛けましょう。
UV(紫外線)対策しないとどうなるの?
紫外線(UV)対策を怠ると、肌に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
ここではその具体的な影響について、わかりやすく説明しましょう。
1. 日焼け
紫外線による最も直接的な影響は日焼けです。UVBが肌の表皮にダメージを与えることで、肌は自身を守ろうとメラニン色素を増産します。これが日焼けの原因となり、肌が赤くなったり、黒くなったりします。
2. 肌の老化(フォトエイジング)
長期的な紫外線暴露は、肌の早期老化を引き起こします。UVAは肌の深層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンなどの重要なタンパク質を破壊します。これにより、しわやたるみが発生し、肌の弾力が失われます。
3. シミ・そばかす
紫外線は肌のメラニン生成を活性化させます。過剰にメラニンが生成されると、肌の一部に色素沈着が生じ、シミやそばかすとして現れます。
4. 皮膚がん
紫外線は皮膚がんのリスクを高めます。特に、UVBはDNAにダメージを与えることで、皮膚がんの一因となり得ます。定期的に高い紫外線にさらされることは、特に白皮膚の人々において、メラノーマや非メラノーマ皮膚がんの発症率を上げることが知られています。
5. 免疫機能の低下
紫外線は皮膚の免疫機能にも影響を及ぼし、体の防御機能を低下させることがあります。これにより、感染症への抵抗力が弱まったり、自己免疫疾患のリスクが高まることもあります。
紫外線対策の重要性
これらの悪影響を避けるためにも、紫外線対策は非常に重要です。
日焼け止めの使用、帽子や長袖衣服で肌を覆う、日傘をさすなどの対策を取ることで、肌を守ることができます。
また、紫外線が最も強い時間帯(10時から16時)には、できるだけ屋内にいることも肌を守る一つの方法です。
紫外線対策は、「今日だけ」や「外出時だけ」のものではなく、毎日のケアとして取り入れることが重要です。
肌の健康を守り、美しさを長く保つためにも、紫外線対策を日常生活の一部にしましょう。
髪をUV対策するおすすめの商品は?
髪のUV対策においても、肌と同様に紫外線から保護することは非常に重要です。
紫外線によって髪は乾燥し、色あせ、ダメージを受けることがあります。
以下に、髪のUV対策におすすめの商品タイプを紹介します。
1. UVプロテクションスプレー
- 特徴: 軽い使用感で、髪に直接スプレーするタイプの商品です。紫外線から髪を守りつつ、保湿成分で髪をケアします。持ち運びが容易なため、外出時にも便利です。
オススメ商品
ウエラ インヴィゴ サン UVカラー プロテクションスプレー 150ml
紫外線から髪を守りながら、カラーリングした髪の色持ちを良くするために設計されたヘアケア商品です。このスプレーは特に夏の強い紫外線や海辺、プールなどのアウトドア活動中に髪を保護するのに理想的です。
特徴と利点
UVプロテクション: 強力なUVフィルターが含まれており、紫外線によるダメージから髪を守ります。これは髪の色褪せを防ぎ、カラーリングした髪の美しさを長持ちさせます。
カラーの保護: カラーリングした髪の色持ちを良くする成分が含まれており、太陽光や塩水、塩素から髪を保護します。
保湿効果: 髪に潤いを与え、乾燥から守ります。夏の強い紫外線や海水、プール水で乾燥しがちな髪をしっとりと保つのに役立ちます。
使いやすさ: スプレータイプであり、使用するのが非常に簡単です。外出前や海辺、プールなどのアウトドア活動中にも気軽に使用できます。
2. ヘアケアオイル・セラム(UV保護成分配合)
- 特徴: 保湿効果が高く、紫外線から髪を守るとともに、髪にツヤを与えます。乾燥から髪を保護する効果も期待できます。
オススメ商品
ミルボン エルジューダ サントリートメント セラム 120ml
紫外線から髪を守りながら、髪に必要な栄養を与えてくれる画期的なトリートメント製品です。このセラムは、120mlのサイズで、日常の髪のケアに最適なアイテムとして設計されています。
主な特長:
- UV保護: 紫外線によるダメージから髪を保護する成分が含まれており、外出時でも髪の色褪せや乾燥を防ぎます。
- 高い保湿効果: 髪に潤いを与え、乾燥から守る成分が豊富に含まれています。これにより、髪は一日中しっとりとした手触りを保つことができます。
- 使いやすさ: セラムは非常に軽いテクスチャーで、髪に素早く浸透します。使用後のベタつきが少なく、忙しい朝にも手軽に使えるのが特徴です。
- 髪質改善: 定期的な使用により、髪の質感が改善され、さらさらとした手触りになります。ダメージを受けた髪も、健康的な状態へと導かれます。
- 万能性: どんな髪質の方にも適しており、カラーヘア、パーマヘア、ストレートヘアなど、様々な髪の状態に対応します。
3. リーブインコンディショナー(UVプロテクト機能付き)
- 特徴: シャンプー後、タオルドライした髪に使用するコンディショナーです。洗い流さないタイプのため、一日中髪を保護します。紫外線防止成分のほか、髪を補修する成分も含まれていることが多いです。
4. ヘアマスク・トリートメント(UVケア成分含有)
- 特徴: 定期的なケアに最適です。週に1〜2回の使用で、紫外線によるダメージから髪を深く修復し、保護します。
5. 帽子やスカーフ
- 特徴: 物理的な保護により、直接紫外線が髪に当たるのを防ぎます。特に夏場の強い日差しの下での長時間の外出時に有効です。
購入時のポイント
- 成分をチェック: UV保護成分が含まれているか確認しましょう。また、髪を補修する成分や保湿成分が含まれている製品を選ぶと良いでしょう。
- 髪質に合わせて選ぶ: 自分の髪質(乾燥している、カラーリングしている等)に合った製品を選ぶことが大切です。
- 使い心地: 重たくならず、使用感が良い製品を選ぶことも重要です。可能であれば、サンプルやミニサイズで試してみるのもおすすめです。
これらの商品を選ぶ際には、口コミやレビューを参考にして、自分の髪質やライフスタイルに合ったものを見つけることが大切です。また、紫外線対策商品だけでなく、日常的な髪のケアも忘れずに行いましょう。
まとめ
紫外線対策と聞くと、まず思い浮かべるのは肌へのケアかもしれませんが、実は髪にも紫外線は大敵です。
紫外線は髪のタンパク質を破壊し、色あせや乾燥を引き起こす可能性があります。
特に、カラーリングをしている髪は、紫外線によるダメージを受けやすいんですよ。
紫外線から髪を守るだけでなく、髪質改善やカラーの持続にも役立ちます。
日焼け止めを塗るように、髪にも紫外線対策をして、美しい髪を保ちましょう。夏の強い日差しもこれで安心ですね。
本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。
監修 | |
高橋正和(美容師/サロン経営者) |
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