梅雨時期の必需品:ストレートアイロンは高価なものを選ぶべき?ベストな選び方と裏技をご紹介
ストレートアイロンは高い物の方が良いのでしょうか?
梅雨時期になると湿気が多くなり、髪が広がりやすくなるので、ストレートアイロンを使うことが多くなるかと思います。
ストレートアイロンの選び方について、お話ししますね。
まず、ストレートアイロンの価格についてですが、必ずしも高いものが良いとは限りません。
しかし、高価なストレートアイロンにはいくつかのメリットがあります。例えば、次のような点です。
1. プレートの素材と技術
高価なストレートアイロンには、高品質なプレートが使われていることが多いです。例えば、セラミック、チタン、トルマリンなどの素材は、均一な熱を伝えることができ、髪にダメージを与えにくいです。これにより、滑らかな仕上がりが得られ、髪の傷みを防ぐことができます。
2. 温度調節機能
高価なアイロンは、温度を細かく調節できるものが多いです。髪質やスタイリングの仕方に合わせて最適な温度を選ぶことができるので、必要以上に高温で髪を痛める心配が少なくなります。例えば、細い髪には低めの温度、太い髪には高めの温度が適しています。
3. ヒートアップの速さと安定性
高価なストレートアイロンは、ヒートアップが速く、温度が安定しているものが多いです。これにより、朝の忙しい時間でもすぐに使うことができ、均一な温度でスタイリングができるため、ムラのない仕上がりになります。
4. イオン技術やスチーム機能
一部の高価なストレートアイロンには、イオン技術やスチーム機能が搭載されています。これらの機能は、髪の水分を保ちながらスタイリングすることができ、パサつきを防いでツヤのある仕上がりにします。
5. 耐久性と保証
高価なストレートアイロンは、耐久性が高く、長く使えるものが多いです。また、多くの場合、保証期間が長く設定されているため、万が一の故障時にも安心です。
以上のような点を考慮すると、高価なストレートアイロンには多くのメリットがあります。
しかし、自分の髪質やスタイリングの頻度、予算に合わせて選ぶことが大切です。
必ずしも高価なものが必要というわけではなく、自分にとって使いやすく、髪を健康に保てるものを選ぶことがポイントです。
どのストレートアイロンを選んだとしても、正しい使い方をすることが重要です。
髪をしっかり乾かしてから使うこと、適切な温度で使用すること、そして熱から髪を守るためのヒートプロテクトスプレーを使うことを心がけましょう。
これにより、髪を美しく保ちながら、梅雨時期でも素敵なスタイリングを楽しむことができます。
ストレートアイロンを使う時の注意点
ストレートアイロンを使う際には、以下の点に注意することで髪のダメージを最小限に抑え、美しい仕上がりを保つことができます。
1. 髪をしっかり乾かす
ストレートアイロンを使う前に、髪を完全に乾かすことが重要です。湿った髪にアイロンを当てると、髪が傷みやすくなります。また、濡れた髪に高温をかけると、髪の内部の水分が急激に蒸発し、ダメージが大きくなります。
2. 適切な温度設定
髪質に合わせて適切な温度を設定することが大切です。細い髪やダメージが気になる髪には低めの温度(150〜170℃程度)が適しています。太い髪や硬い髪には、もう少し高めの温度(180〜200℃程度)が必要です。高温を長時間当てることは避け、必要最低限の温度で素早くスタイリングしましょう。
3. ヒートプロテクトスプレーを使用する
ストレートアイロンを使用する前に、ヒートプロテクトスプレーを髪全体に均一にスプレーしておくことで、熱から髪を守ることができます。これにより、髪の水分を保ち、ダメージを防ぐことができます。
4. アイロンの動かし方
アイロンを髪に当てる際には、ゆっくりと滑らかに動かすことがポイントです。同じ部分に長時間当てると、熱によるダメージが大きくなります。また、アイロンを動かす速度を一定に保つことで、均一な仕上がりになります。
5. 髪を小さなセクションに分ける
髪を小さなセクションに分けてからアイロンを当てることで、ムラなくきれいに仕上げることができます。大きなセクションを一度にアイロンするのは避け、少量ずつ丁寧にスタイリングしましょう。
6. アイロンのメンテナンス
アイロンを定期的に清掃し、汚れやヘアプロダクトの残留物を取り除くことも大切です。これにより、アイロンの性能を維持し、髪へのダメージを防ぐことができます。
これらの注意点を守ることで、ストレートアイロンを使っても髪を美しく健康に保つことができます。
正しい使い方を心がけて、梅雨時期でも素敵なヘアスタイルを楽しんでください。
ストレートアイロンを使う際の裏技!
ストレートアイロンを使う際に、ちょっとした工夫や裏技を取り入れることで、さらに美しい仕上がりや効率的なスタイリングが可能になります。
以下にいくつかの裏技をご紹介します。
1. 髪を巻くようにアイロンする
ストレートアイロンを使って髪をまっすぐにするだけでなく、ゆるやかなカールやウェーブを作ることもできます。アイロンを髪に当ててから、手首をひねりながらアイロンを滑らせることで、自然なカールが作れます。これにより、一つのツールでさまざまなスタイルが楽しめます。
2. ドライシャンプーを併用する
スタイリングの前にドライシャンプーを使うことで、髪の根元の油分を吸収し、ボリュームを出しやすくなります。また、ドライシャンプーはアイロンの熱から髪を守る効果もあるため、髪のダメージを軽減することができます。
3. セクションを逆さにスタイリングする
髪を上下に分けてスタイリングする際に、まず下側のセクションをストレートにし、その後に上側のセクションを逆さにアイロンすることで、根元からしっかりとボリュームを出すことができます。この方法を使うと、髪がペタンコになりにくく、ふんわりとした仕上がりになります。
4. フィニッシングスプレーの使い方
スタイリングの最後に軽くフィニッシングスプレーを使うことで、湿気から髪を守り、スタイルを長持ちさせることができます。スプレーは髪全体に均一にかけることが大切です。特に梅雨時期には、湿気対策として強力なホールド力のあるスプレーを選ぶと効果的です。
5. クールダウンタイムを設ける
アイロンで髪をスタイリングした後、髪が冷めるまでしばらく放置することで、スタイルが長持ちします。髪が温かい状態のまま触ったり、結んだりすると、スタイルが崩れやすくなるため、冷めるまで待つことをお勧めします。
6. ブラシとの併用
アイロンを滑らせる際に、反対の手で髪をブラシで整えながら使うと、よりスムーズな仕上がりになります。特に、目の細かいブラシを使うと、髪の表面が整い、ツヤが出やすくなります。
これらの裏技を取り入れることで、ストレートアイロンを使ったスタイリングがさらに楽しくなり、プロの仕上がりに近づけることができます。
日常のスタイリングにぜひ活用してみてください。
本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。
監修 | |
高橋正和(美容師/サロン経営者) |
【関連記事】