アウトバスの使い方で髪質が変わる!プロが教える種類別効果と選び方

アウトバスの使い方で髪質が変わる!プロが教える種類別効果と選び方

「アウトバスって種類が多くて、どれを選べばいいか分からない…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。
本記事では、アウトバスを使うメリットから、オイル・ミルク・クリーム・ミスト・ジェルといった種類別の効果的な使い方、さらには髪質に合わせた選び方まで、プロが分かりやすく解説します。

この記事を読めば、自分にぴったりのアウトバスが見つかり、憧れのうるツヤ髪に近づけるはず。
ぜひ最後まで読んで、毎日のヘアケアに役立ててくださいね。

 

アウトバス

アウトバスってどんな効果があるの?


そもそもアウトバスって何?

アウトバスとは、洗い流さないヘアトリートメントのこと。
お風呂から上がった後、タオルドライした髪に塗布して使うヘアケアアイテムです。シャンプーやコンディショナーのように洗い流すインバスタイプとは異なり、髪に塗布したままにすることで、様々な効果を発揮します。


アウトバスを使うメリット

アウトバスを使うメリットは、主に以下の点が挙げられます。


ドライヤーの熱や摩擦から髪を守る

アウトバスには、ドライヤーの熱やブラッシングの摩擦から髪を守る効果があります。
特に、熱によって髪内部の水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥やパサつきを抑えてくれます。
また、キューティクルを保護することで、枝毛や切れ毛の発生も抑制します。


寝ぐせや広がりを抑え、スタイリングしやすい髪へ

アウトバスには、髪に潤いを与え、まとまりをよくする効果があります。
そのため、寝ぐせや広がりを抑え、朝のスタイリングを楽にすることができます。
また、くせ毛にお悩みの方にとっても、扱いやすい髪へと導く効果が期待できます。


紫外線から髪を守る

アウトバスの中には、紫外線から髪を守る効果を持つ成分が配合されているものもあります。
紫外線は、髪の色褪せや乾燥の原因となるため、日中のヘアケアとしてもアウトバスは有効です。


髪にツヤと潤いを与える

アウトバスには、髪にツヤと潤いを与える効果もあります。
乾燥してパサついた髪に潤いを与え、健康的で美しい髪へと導きます。また、ツヤのある髪は、清潔感や若々しい印象を与える効果も期待できます。

 

トリートメント

【種類別】アウトバスの効果と選び方


オイルタイプ


おすすめの髪質

オイルタイプは、くせ毛や髪のうねり、広がりが気になる人におすすめです。
乾燥を抑え、まとまりの良い髪に導きます。また、ツヤ感を与えたい人にも最適です。硬い髪質の人や、髪の量が多い人にも向いています。


効果的な使い方

適量を手のひらに伸ばし、毛先を中心に馴染ませます。
その後、ドライヤーで乾かすと、より効果的です。オイルは、つけすぎるとベタつきや重たさの原因になるので、注意が必要です。髪質や髪の量に合わせて、量を調整しましょう。
ショートヘアの人は1滴、ミディアムヘアの人は2滴、ロングヘアの人は3滴を目安にするのがおすすめです。

 

ミルクタイプ


おすすめの髪質

ミルクタイプは、軽めの仕上がりを求める人におすすめです。
オイルタイプよりもベタつきにくく、サラッとした仕上がりになります。
軟毛の人や、髪の量が少なめの人にも使いやすいでしょう。また、ドライヤーの熱から髪を守り、ダメージを補修する効果も期待できます。


効果的な使い方

適量を手のひらに伸ばし、髪全体に馴染ませます。
タオルドライ後、すぐにミルクタイプを塗布することで、ドライヤーの熱から髪を守ることができます。
また、朝のスタイリング剤としても使用できます。寝癖直しとして使ったり、ヘアアイロンを使う前に塗布したりすることで、熱ダメージから髪を守りながら、まとまりの良い髪に仕上げることができます。

 

クリームタイプ


おすすめの髪質

クリームタイプは、しっとりとしたまとまりのある髪に仕上げたい人におすすめです。
ミルクタイプよりも保湿力が高く、乾燥から髪を守ります。
くせ毛で広がりやすい人や、パサつきが気になる人にも効果的です。
また、カラーやパーマでダメージを受けた髪を補修する効果も期待できます。


効果的な使い方

適量を手のひらに伸ばし、毛先を中心に馴染ませます。その後、ドライヤーで乾かすと、より効果的です。
クリームタイプは、スタイリング剤としても使用できます。
少量を手に取り、毛先に揉み込むようにして馴染ませると、ウェーブヘアや巻き髪をより美しくキープすることができます。

 

ミストタイプ


おすすめの髪質

ミストタイプは、手軽にヘアケアをしたい人におすすめです。スプレータイプなので、手を汚さずに使用できます。
また、髪全体に均一に塗布しやすいのも特徴です。広範囲に塗布できるので、髪の量が多い人やロングヘアの人にも向いています。
持ち運びにも便利なので、外出先でのヘアケアにも最適です。


効果的な使い方

髪から10~15cmほど離してスプレーします。その後、手ぐしやブラシで髪全体に馴染ませましょう。
ミストタイプは、スタイリングの仕上げにも使用できます。
ヘアセット後にスプレーすることで、スタイルをキープすることができます。また、寝癖直しとしても使用できます。

 

ジェルタイプ


おすすめの髪質

ジェルタイプは、ヘアセット力が高いのが特徴です。髪にツヤ感や束感を与え、ウェットな質感に仕上げたい人におすすめです。
また、くせ毛を抑えたり、パーマヘアのカールをキープしたりするのにも効果的です。ショートヘアやメンズヘアに多く用いられます。


効果的な使い方

適量を手のひらに伸ばし、髪全体に馴染ませます。その後、手ぐしやブラシでスタイリングします。
ジェルタイプは、つけすぎるとベタつきや固まりすぎる原因になるので、注意が必要です。
髪質やヘアスタイルに合わせて、量を調整しましょう。
また、ドライヤーで乾かすと固まりが強くなるので、自然な仕上がりにしたい場合は、自然乾燥させるのがおすすめです。

 

アウトバストリートメント

髪質別に最適なアウトバスを選ぼう!


くせ毛で悩んでいる

くせ毛にお悩みの方は、保湿力が高く、うねりを抑えてくれる効果のあるアウトバスタイプを選びましょう。
おすすめは、オイルタイプやミルクタイプです。


おすすめのアウトバス

  • オイルタイプ: ホホバオイル、アルガンオイル配合のものがおすすめ。毛先までしっとりまとまり、ツヤのある髪に導きます。広がりやすい、パサつきやすいという方にも最適です。
  • ミルクタイプ: シアバター、セラミド配合のものがおすすめ。髪に潤いを与えながら、くせを抑えてくれます。軽めの仕上がりなので、オイルタイプでは重いと感じる方にも。


アウトバスを選ぶ上でのポイント

  • 自分のくせ毛の強さに合わせて、軽めの仕上がり~しっとりとした仕上がりまで、好みのテクスチャーのものを選ぶ。
  • 保湿成分が配合されているものを選ぶと、より効果的。

 

髪のうねりが気になる

髪のうねりが気になる方は、まとまりを良くしてくれる効果のあるアウトバスタイプを選びましょう。
おすすめは、クリームタイプやミルクタイプです。


おすすめのアウトバス

  • クリームタイプ: スタイリング剤としても使用できるものが多いのが特徴。髪に潤いを与えながら、うねりを抑え、まとまりの良い髪に仕上げます。
  • ミルクタイプ: 軽やかなテクスチャーで、ベタつかずに髪になじみます。ドライヤーの熱から髪を守り、うねりや広がりを抑えながら、自然なストレートヘアに導きます。


アウトバスを選ぶ上でのポイント

  • しっとりしすぎると重くなってしまうため、自分の髪質に合ったものを選ぶ。
  • 熱保護成分配合のものを選ぶと、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守りながらスタイリングできます。

 

髪のパサつきが気になる

髪のパサつきが気になる方は、保湿力の高いアウトバスタイプを選びましょう。
おすすめは、オイルタイプやミルクタイプです。


おすすめのアウトバス

  • オイルタイプ: 髪の表面をコーティングし、潤いを閉じ込める効果があります。乾燥から髪を守り、ツヤと輝きを与えます。
  • ミルクタイプ: 髪に水分と油分を補給し、しっとりとした質感に仕上げます。パサつきが気になる部分を中心に、髪全体になじませるようにつけるのがおすすめです。


アウトバスを選ぶ上でのポイント

  • 保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどが配合されているものを選ぶ。
  • オイルタイプは、つけすぎるとベタついてしまう場合があるので、少量ずつなじませるように注意する。

 

ダメージヘアをケアしたい

ダメージヘアをケアしたい方は、補修効果の高いアウトバスタイプを選びましょう。おすすめは、クリームタイプやミストタイプです。

おすすめのアウトバス

  • クリームタイプ: ダメージ部分に密着し、集中的に補修します。枝毛や切れ毛を防ぎ、健康な髪へと導きます。特に、タオルドライ後の濡れた髪に使うと効果的です。
  • ミストタイプ: 広範囲に塗布しやすく、手軽にケアできます。髪に潤いを与えながら、ダメージを補修します。外出先での使用や、寝ぐせ直しにもおすすめです。


アウトバスを選ぶ上でのポイント

  • 補修成分として、ケラチン、アミノ酸、シルクなどが配合されているものを選ぶと効果的です。
  • 自分のダメージレベルに合わせて、適切なアウトバスを選ぶようにしましょう。

 

タオルドライ

プロが教える!アウトバスの効果を最大限に引き出す使い方

せっかくアウトバスを使うなら、その効果を最大限に実感したいですよね。
正しい使い方をすることで、より一層、アウトバスの効果を実感することができます。
アウトバスの効果を最大限に引き出す使い方を4つのステップに分けて解説して行きます。


STEP1: タオルドライで水気をしっかり切る

アウトバスは、濡れた髪に使用するものですが、水気が滴り落ちるほど髪が濡れている状態だと、アウトバスが薄まってしまい、効果が半減してしまいます。
タオルドライで優しくしっかりと水気を取ることで、アウトバスが髪に留まりやすくなり、ムラなく塗布することができます。


STEP2: 適量を手のひらによく伸ばしてからつける

アウトバスを効果的に使用する上で、適量を使用することが大切です。
使用量が少なすぎると、髪全体に行き渡らず、効果が得られません。
逆に、使用量が多すぎると、ベタつきの原因となったり、頭皮の毛穴を塞いでしまう可能性があります。
使用量の目安は、商品によって異なりますので、パッケージの説明をよく読んでから使用しましょう。
また、手のひらによく伸ばしてから髪に塗布することで、ムラなく均一に塗布することができます。


STEP3: 髪の中間~毛先を中心に馴染ませる

アウトバスは、髪全体に塗布するのではなく、傷みやすい毛先を中心に、髪の中間から毛先にかけて馴染ませるようにしましょう。
頭皮にアウトバスをつけすぎると、毛穴が詰まってしまい、フケやかゆみの原因になることがあります。
髪の長さや量に合わせて、塗布する量を調整しましょう。
ロングヘアの方は、毛先だけでなく、中間にも軽く塗布すると、より効果的です。 髪の内側までしっかり塗布するために、手ぐしやブラシを使うと良いでしょう。


STEP4: ドライヤーで乾かす

アウトバスを塗布した後、自然乾燥ではなく、ドライヤーでしっかりと乾かすようにしましょう。
ドライヤーの熱は、アウトバスの成分を髪に浸透させる効果を高めるだけでなく、キューティクルを引き締め、髪の毛を保護する効果も期待できます。
ドライヤーを使う際は、温風と冷風を交互に当てると、髪の毛へのダメージを抑えながら、ツヤのある仕上がりになります。
また、ドライヤーを髪から少し離して、同じ場所に長時間当てないように注意しましょう。

これらのステップを踏むことで、アウトバスの効果を最大限に引き出し、より健康的で美しい髪を手に入れることができます。
ぜひ、毎日のヘアケアに取り入れてみて下さい。

 

まとめ

今回はアウトバスの種類や効果的な使い方をご紹介しました。
一言でアウトバスと言っても、オイル、ミルク、クリーム、ミスト、ジェルなど様々な種類があります。
それぞれテクスチャーや仕上がり、効果が異なるので、自分の髪質や悩みに合わせて最適なものを選びましょう。
効果を最大限に引き出すには、正しい使い方をすることが大切です。ぜひ今回の内容を参考に、毎日のヘアケアに取り入れてみて下さいね。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


【関連記事】