【夏の終わりヘアケア】今すぐ始めたい!紫外線ダメージを修復する3つの注意点

【夏の終わりヘアケア】今すぐ始めたい!紫外線ダメージを修復する3つの注意点

夏の終わり、強い日差しや海水浴で痛んだ髪をいたわる方法を知りたいと思っていませんか?
実は夏の終わりは、1年で最も髪がダメージを受けやすい時期。
ダメージを放置すると、枝毛や切れ毛、抜け毛が増え、カラーの退色も進みやすくなります。

このページでは、夏の終わりに髪が受けるダメージの原因や、放置しておくとどうなるかを解説した上で、ダメージヘアを修復するための3つのケア方法を紹介します。
今日からできる簡単なケアばかりなので、ぜひ取り入れて、秋に向けて美しい髪を取り戻しましょう。

 

夏の終わりに髪が受けているダメージとは?


紫外線によるダメージ

夏は一年の中でも特に紫外線が強い季節です。
髪は肌と比べてメラニン色素が少ないため、紫外線の影響を受けやすく、紫外線によるダメージを受けやすい状態です。
髪が紫外線を浴び続けると、髪の主成分であるタンパク質が変性し、キューティクルが剥がれやすくなります。
その結果、髪内部の水分や栄養分が失われ、パサつき、枝毛、切れ毛、ゴワつきなどの原因に繋がります。


海水やプールの水によるダメージ

海水やプールの水も、夏の終わりに髪がダメージを受ける原因の一つです。
海水に含まれる塩分は、髪から水分を奪い、乾燥を招きます。また、プールの水に含まれる塩素は、髪のタンパク質を分解し、キューティクルを傷つけます。
海水やプールの水に長時間触れた後は、真水でしっかりと洗い流し、トリートメントなどでケアすることが大切です。

海水によるダメージ

  • 髪の乾燥
  • カラーの退色
  • ゴワつき


プール水によるダメージ

  • キューティクルの損傷
  • 髪の変色
  • パサつき


エアコンによる乾燥ダメージ

夏の暑さをしのぐために欠かせないエアコンですが、髪にとっては乾燥の原因となります。
エアコンの風は、空気中の水分を奪い、髪を乾燥させてしまいます。
また、エアコンの効いた室内と屋外の気温差も、髪の負担になります。
エアコンによる乾燥を防ぐためには、室内では加湿器を使用したり、髪に保湿スプレーをするなどして、適切な湿度を保つように心がけましょう。

これらのダメージ要因に加え、夏の終わりは、暑さによる頭皮の汗や皮脂の分泌量の増加、紫外線による頭皮のバリア機能の低下など、頭皮環境が悪化しやすい時期でもあります。
頭皮環境が悪化すると、フケやかゆみ、抜け毛などのトラブルに繋がることがあります。夏の終わりは、髪だけでなく、頭皮のケアも重要です。

 

ダメージヘア

ダメージを放置することの危険性

夏の終わり、強い紫外線や海水、プールの塩素、エアコンの風などによって受けたダメージを放置すると、様々なヘアトラブルに繋がります。
美しい髪を保つためにも、早めのケアが重要です。ダメージを放置することで何が起きるのか、具体的な危険性を見ていきましょう。


枝毛・切れ毛の増加

髪は、キューティクルと呼ばれる薄い層で覆われており、これが外部からの刺激から髪を守っています。
しかし、紫外線や乾燥などのダメージを受けると、キューティクルが剥がれやすくなり、内部のタンパク質が流出してしまいます。
その結果、髪がパサついたり、枝毛や切れ毛が増えたりしやすくなります。

  • 枝毛を放置すると、そこからさらに裂けてしまい、切れ毛に繋がることがあります。
  • 切れ毛が増えると、髪全体のボリュームダウンや、まとまりの悪さを感じやすくなります。


抜け毛の増加

紫外線によるダメージや頭皮の乾燥は、頭皮環境を悪化させ、抜け毛の原因となります。
健康な髪は、毛根が頭皮にしっかりと根付いていますが、頭皮環境が悪化すると、毛根が弱くなり、抜け毛が増加しやすくなります。
また、秋は自然脱毛が増える時期でもありますが、夏のダメージが重なると、さらに抜け毛が増えてしまう可能性があります。

  • 抜け毛が増えると、将来的に薄毛のリスクが高まる可能性も懸念されます。


カラーの退色

カラーリングをしている場合、夏のダメージを放置すると、カラーの退色が早まってしまうことがあります。
これは、キューティクルが傷ついていることで、髪の内部に染み込んだカラー剤が流れ出しやすくなるためです。
せっかく綺麗に染めた髪色も、すぐに褪せてしまうのは避けたいものです。

  • 退色を防ぐためには、カラーリング後の適切なヘアケアが重要です。


頭皮環境の悪化

夏のダメージを放置すると、頭皮環境が悪化しやすくなります。
紫外線や乾燥によって頭皮のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、炎症やフケ、かゆみなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
また、頭皮が硬くなると、血行不良を起こし、健康な髪の成長を阻害する可能性も。

  • 健康な髪を育てるためには、頭皮環境を整えることが大切です。


髪の老化促進

髪も肌と同じように、紫外線などの影響で老化していきます。
夏のダメージを放置することで、この髪の老化が促進されてしまう可能性があります。
髪の老化は、パサつき、うねり、ツヤの低下など、様々な髪の悩みに繋がります。
いつまでも若々しい印象の髪を保つためには、早めのケアが重要です。

  • 髪の老化サインを見逃さず、適切なケアを心がけましょう。

 

ダメージケア

今日からできる!ダメージヘアを修復する3つのケア


優しい洗浄力で頭皮と髪をいたわる

夏の終わりは、紫外線や海水、エアコンなどによって頭皮と髪はダメージを受けています。
まずは、そのダメージを悪化させない、負担をかけないことを意識しましょう。
ゴシゴシと力を入れて洗うのは禁物です。指の腹を使って優しく丁寧に洗いましょう。
シャンプー剤が残っていると頭皮トラブルの原因にもなります。すすぎ残しがないように、丁寧に洗い流してください。


洗浄力の強いシャンプーを避ける

洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の乾燥を招く可能性があります。
乾燥した頭皮は、フケやかゆみの原因になるだけでなく、健康な髪の成長を妨げます。
アミノ酸系シャンプーやベタイン系シャンプーなど、洗浄力がマイルドなシャンプーを選び、頭皮と髪への負担を減らしましょう。
自分の髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。美容師さんに相談してみるのも良いでしょう。


ぬるま湯で丁寧に洗い流す

熱いお湯は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を招く原因になります。
また、髪のキューティクルを傷つけ、パサつきや枝毛の原因になることも。
シャンプーをする際は、38度以下のぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
すすぎ残しがないように、頭皮全体を丁寧に洗い流すことが大切です。特に、髪の生え際や耳の後ろはすすぎ残ししやすいので注意が必要です。


集中トリートメントで栄養補給

夏の間に受けたダメージを補修し、パサつきや広がりを抑えるために、集中的なヘアケアを行いましょう。
シャンプー後の髪は、キューティクルが開いた状態です。
トリートメントを効果的に浸透させるために、タオルで優しく水気を取るようにしましょう。
ゴシゴシと強く拭いてしまうと、キューティクルが剥がれ落ち、枝毛や切れ毛の原因になります。


ヘアマスクやトリートメントを使用する頻度を増やす

ダメージレベルに合わせて、ヘアマスクやトリートメントの使用頻度を増やしてみましょう。
週に1〜2回のスペシャルケアとしてヘアマスクを取り入れたり、毎日のトリートメントに洗い流さないトリートメントをプラスしたりするのも効果的です。
自分の髪質やダメージレベルに合わせて、適切な頻度でケアを行いましょう。


洗い流さないトリートメントで日中のダメージから保護

洗い流さないトリートメントは、日中の紫外線や乾燥、摩擦などの外的ダメージから髪を守ってくれます。
ドライヤーの熱やブラッシングによる摩擦からも保護してくれるので、切れ毛や枝毛を防ぐ効果も期待できます。
オイルタイプ、クリームタイプ、ミストタイプなど、様々な種類があるので、自分の髪質や悩みに合わせて選びましょう。
外出前に髪全体に馴染ませたり、乾燥が気になる部分に重点的に塗布したりするのがおすすめです。


食生活と生活習慣を見直す

美しい髪を育むためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。健康な髪は、健康な体から作られます。
バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけ、体の内側から健康的な髪を育みましょう。


タンパク質やビタミンを積極的に摂取する

髪は主にタンパク質でできています。タンパク質が不足すると、髪の成長が遅くなったり、抜け毛が増えたりすることがあります。
肉、魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。
また、ビタミンB群やビタミンEなども、健康な髪を育むために必要な栄養素です。
これらの栄養素は、緑黄色野菜や果物、ナッツ類などに多く含まれています。偏った食生活にならないように、バランスの良い食事を心がけましょう。


十分な睡眠をとる

睡眠中は、髪の成長を促す成長ホルモンが分泌されます。
睡眠不足になると、この成長ホルモンの分泌量が減ってしまい、髪の成長を阻害する原因になります。
質の高い睡眠を十分にとるように心がけましょう。
寝る前にスマホやパソコンを見るのは控え、リラックスして眠りにつくことが大切です。
また、規則正しい生活を心がけることも、質の高い睡眠につながります。

 

まとめ

夏の終わりは、強い紫外線や海水、プール、エアコンなどによって髪がダメージを受けている可能性があります。
ダメージを放置すると、枝毛や切れ毛、抜け毛が増加したり、カラーの退色が早まったりする可能性があります。

今日からできるヘアケアとして、洗浄力の優しいシャンプーを選び、ぬるま湯で丁寧に洗い流すこと、ヘアマスクやトリートメントで集中的に栄養補給をすること、そして、タンパク質やビタミンを積極的に摂取し、十分な睡眠をとるなど、食生活や生活習慣を見直すことが大切です。
これらのケアを心がけ、夏のダメージをしっかり修復して、健やかな美しい髪を取り戻しましょう。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


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