あなたの頭皮は大丈夫?タイプ別おすすめシャンプー&健康な髪を育てる秘訣を紹介
「最近、頭皮がかゆい」「フケが気になる…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。
実は、頭皮のトラブルは、あなたに合ったシャンプー選びで解決できるかもしれません。
かゆみ、フケ、乾燥、ベタつき、においなど、頭皮トラブルの原因を分かりやすく解説。
さらに、乾燥肌、脂性肌、敏感肌、フケ・かゆみ対策など、頭皮タイプ別に最適なシャンプーを厳選してご紹介します。
自分にぴったりのシャンプーを見つけることで、健康な髪を育む土台となる頭皮環境を整えましょう。
正しいシャンプー方法や頭皮マッサージ、食生活など、今日からできるセルフケアも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
頭皮の状態をチェック!
こんな頭皮は要注意!
かゆみ
頭皮がかゆい場合、乾燥、皮脂の過剰分泌、頭皮の炎症、アレルギー反応、シャンプーや整髪料の洗い残し、 Malassezia globosa(マラセチア菌)などの真菌の増殖などが考えられます。
かゆみを我慢して掻き続けると、頭皮に傷がつき炎症が悪化したり、色素沈着を起こしたりする可能性もあるため注意が必要です。
フケ
フケには、頭皮の乾燥によって角質が剥がれ落ちる「乾燥性フケ」と、皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌が増殖し、炎症を起こして角質が剥がれ落ちる「脂性フケ」の2種類があります。
乾燥性フケは、白くて小さくパラパラと落ちやすいのが特徴です。
一方脂性フケは、黄色っぽく大きく、ベタベタとして頭皮にくっつきやすいのが特徴です。
フケが多い場合は、シャンプーを変えたり、食生活を見直したりする必要があります。
また、頭皮に炎症が見られる場合は、皮膚科を受診することも検討しましょう。
乾燥
頭皮が乾燥すると、かゆみ、フケ、炎症などが起こりやすくなります。
また、頭皮のバリア機能が低下するため、外部からの刺激を受けやすくなることも。
乾燥の原因としては、空気の乾燥、紫外線、間違ったヘアケア、加齢による皮脂分泌量の減少などが挙げられます。
頭皮の乾燥を防ぐためには、保湿効果の高いシャンプーやトリートメントを使用したり、頭皮マッサージで血行を促進したりすることが大切です。
ベタつき
頭皮のベタつきは、皮脂の過剰分泌によって起こります。
皮脂は頭皮を保護する役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴が詰まり、炎症やニキビの原因になることも。
また、ベタつきを放置すると、抜け毛や薄毛につながる可能性もあります。
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、食生活を見直し、脂っこい食事を控える、十分な睡眠をとる、ストレスを溜めないようにするなどの対策が有効です。
また、頭皮を清潔に保つために、朝晩2回の洗髪を心がけましょう。皮脂を落とす効果が高いシャンプーを選ぶことも大切です。
におい
頭皮のにおいは、汗や皮脂が酸化することによって発生します。
また、頭皮に雑菌が繁殖すると、においが強くなる傾向があります。
頭皮のにおいを予防するには、頭皮を清潔に保つことが大切です。
汗をかいた後や整髪料を使用した後は、できるだけ早くシャンプーで洗い流しましょう。
また、食生活の乱れやストレスも頭皮のにおいの原因となるため、注意が必要です。
頭皮トラブルの原因
頭皮トラブルの原因はさまざまですが、主なものとしては以下のようなものが挙げられます。
生活習慣の乱れ
- 食生活の乱れ:脂肪分の多い食事や糖分の過剰摂取は、皮脂の分泌を増加させる原因となります。
- 睡眠不足:睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、頭皮環境を悪化させる原因となります。
- ストレス:ストレスは、自律神経のバランスを乱し、血行不良や頭皮の炎症を引き起こす原因となります。
- 喫煙:喫煙は、血管を収縮させ、頭皮への血流を悪化させるため、頭皮トラブルの原因となります。
- 飲酒:飲酒は、皮脂の分泌を増加させたり、頭皮の脱水を促進したりするため、頭皮トラブルの原因となります。
間違ったヘアケア
- シャンプーのしすぎ:シャンプーのしすぎは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥の原因となります。
- すすぎ不足:シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しは、頭皮の炎症やフケ、かゆみの原因となります。
- ドライヤーの熱:ドライヤーの熱は、頭皮の乾燥を招くため注意が必要です。ドライヤーを使用する際は、冷風で乾かすか、髪から距離を置いて使用しましょう。
- きついヘアスタイル:ポニーテールや braids など、きついヘアスタイルは、頭皮を引っ張り、血行不良や抜け毛の原因となります。
- 整髪料の使いすぎ:整髪料の使いすぎは、頭皮への負担となるため注意が必要です。また、使用後はしっかりと洗い流すことが大切です。
その他
- ホルモンバランスの乱れ:思春期や妊娠、出産、更年期など、ホルモンバランスが乱れる時期は、頭皮環境が悪化しやすくなります。
- 遺伝:両親が薄毛の場合、遺伝的に薄毛になりやすい可能性があります。
- 病気:アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの病気は、頭皮トラブルの原因となります。
- 加齢:加齢に伴い、頭皮の皮脂分泌量が減少し、乾燥しやすくなります。
これらの原因によって頭皮環境が悪化すると、かゆみ、フケ、乾燥、ベタつき、におい、炎症、抜け毛、薄毛などの頭皮トラブルが起こりやすくなります。
日頃から頭皮環境を整えることを心がけ、トラブルを予防しましょう。
また、頭皮に異常を感じたら、自己判断せずに皮膚科を受診することが大切です。
頭皮タイプ別おすすめシャンプー
乾燥肌さん向け
乾燥によるフケやかゆみに悩む方へ!
乾燥肌さんは、頭皮の皮脂分泌が少ないため、外部刺激から頭皮を守ることが難しく、乾燥しやすくなっています。そのため、フケやかゆみ、炎症などが起きやすい状態です。 乾燥肌さんにおすすめのシャンプーは、以下の点が重要です。
- アミノ酸系洗浄成分など、洗浄力の強すぎないもの
- 保湿成分配合のもの(セラミド、ヒアルロン酸、スクワランなど)
- 刺激の少ないもの(無添加、低刺激処方など)
おすすめシャンプー
野菜のチカラを、キレイのチカラに。
野菜が持つたくさんの栄養と、それぞれの機能成分を凝縮してつくられるサプリメントに着目。効果をしっかり実感していただけることを追求した、大人の女性のための地肌と髪のエイジングケア。年齢を感じさせない自然なボリューム感と、健康的な艶めきを目で、手で、実感。 ケアする時間の充実感もワンランク高めるデイリーケアです。
脂性肌さん向け
皮脂の過剰分泌によるベタつきやにおいが気になる方へ!
脂性肌さんは、頭皮の皮脂分泌が活発なため、ベタつきやにおいが気になりやすいです。また、皮脂が毛穴に詰まることで、ニキビや炎症を起こすこともあります。 脂性肌さんにおすすめのシャンプーは、以下の点が重要です。
- 洗浄力が高く、皮脂をしっかり落とせるもの
- メントール配合ですっきりとした洗い心地のもの
- ただし、洗浄力が強すぎると頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうため、注意が必要です。
おすすめシャンプー1
資生堂プロフェッショナル サブリミック アデノバイタル 《 エイジングケア 》
年齢による複合的な髪と頭皮の悩みに着目。 独自の「ヘアパワライジングシステム」で、頭皮、根元、毛髪の3方向からケアし、ハリ・コシ、ボリューム感のある美しい髪へと導きます。
敏感肌さん向け
頭皮がデリケートで、刺激を受けやすい方へ!
敏感肌さんは、頭皮のバリア機能が低下しやすく、外部刺激を受けやすい状態です。そのため、シャンプー選びを間違えると、かゆみ、赤み、炎症などの頭皮トラブルを起こしやすくなります。 敏感肌さんにおすすめのシャンプーは、以下の点が重要です。
- 低刺激性の洗浄成分配合のもの(アミノ酸系、ベタイン系など)
- 無添加処方(香料、着色料、防腐剤、アルコールなど)
- 肌のバリア機能をサポートする成分配合のもの(セラミドなど)
おすすめシャンプー
CMC成分やセラミドを補い髪に潤いを。植物由来の6種類のハーブエキスと厳選された6種類のオーガニックハーブエキスが質感を向上させるCMC成分を補い、天然型のセラミドが、毛髪の内部まですばやく浸透して水分を保ち、毛髪のパサつきを抑えてしっとりとまとまりやすくします。さらにグリチルリチン酸やラベンダー油の働きにより、毛髪だけではなく手にも指にもやさしい処方です。
フケ・かゆみ対策向け
フケやかゆみに悩まされている方へ!
フケやかゆみは、頭皮環境が悪化することで起こります。原因としては、乾燥、皮脂の過剰分泌、マラセチア菌の増殖などが挙げられます。 フケ・かゆみ対策におすすめのシャンプーは、以下の点が重要です。
- 抗真菌成分配合のもの(ミコナゾール硝酸塩、オクトピロックスなど)
- 抗炎症成分配合のもの(グリチルリチン酸ジカリウムなど)
- 頭皮環境を整える成分配合のもの(アミノ酸、植物エキスなど)
おすすめシャンプー1
資生堂プロフェッショナル サブリミック フェンテフォルテ 《スカルプケア》
紫外線や乾燥はもちろん、忙しい日々に感じるストレスはひそかに、でも確実に頭皮にダメージを蓄積させている。新しくなったフェンテフォルテは頭皮にうるおいを与え、トラブルの原因にアプローチ。頭皮が持つバリア機能の強化にも着目し、心を解放するような香りとともに、ホリスティックに頭皮を健やかに導きます。
健康な髪を育てる秘訣
健康な髪を育てるためには、適切な頭皮ケアと生活習慣の改善が欠かせません。
ここでは、美しい髪を育むための秘訣を詳しく解説していきます。
正しいシャンプー方法
毎日行うシャンプーは、頭皮環境を整えるための基本です。
しかし、自己流になっていませんか?正しいシャンプー方法を実践することで、頭皮トラブルを予防し、健康な髪の成長を促します。
シャンプー前のブラッシング
シャンプー前のブラッシングは、頭皮の汚れを落としやすくするだけでなく、髪の毛のもつれを解消して、摩擦によるダメージを軽減する効果があります。
頭皮全体を優しくブラッシングすることで、血行促進効果も期待できます。
ぬるま湯で予洗い
シャンプーを始める前に、38度程度のぬるま湯で髪と頭皮をしっかりとすすぎましょう。
この「予洗い」によって、お湯だけで落とせる汚れをあらかじめ落としておくことで、シャンプーの洗浄効果を高めることができます。
また、熱いお湯は頭皮の乾燥を招くため注意が必要です。
シャンプーをしっかり泡立てる
シャンプー剤を直接頭皮につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから使うようにしましょう。
泡立ちが悪い場合は、シャンプー剤の量を増やすのではなく、一度お湯で洗い流してから再度シャンプー剤をつけて泡立ててみてください。
しっかりと泡立てることで、摩擦による頭皮への負担を軽減し、毛穴の奥の汚れまで効果的に落とすことができます。
指の腹を使って優しく洗う
爪を立てずに、指の腹を使って頭皮全体を優しくマッサージするように洗いましょう。
ゴシゴシと強くこするのは、頭皮を傷つける原因となるため禁物です。
特に、髪の生え際や耳の後ろなど、洗い残しやすい部分は意識して洗うようにしましょう。
すすぎ残しがないように
シャンプー剤が残っていると、頭皮トラブルの原因となる可能性があります。
頭皮や髪の毛にヌルヌル感がなくなるまで、時間をかけて丁寧にすすぎましょう。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、血行促進効果があり、頭皮環境の改善や育毛促進、リフレッシュ効果などが期待できます。
毎日のシャンプー時や就寝前などに、頭皮マッサージを取り入れてみましょう。
頭皮マッサージの方法
- 両手の指の腹を頭皮に当て、優しく円を描くようにマッサージします。
- こめかみから頭頂部に向かって、指をジグザグに動かしながらマッサージします。
- 首筋から頭頂部に向かって、手のひら全体を使って頭皮を押し上げるようにマッサージします。
頭皮マッサージを行う際は、爪を立てずに指の腹を使うようにし、力を入れすぎないように注意しましょう。自分の心地よいと感じる強さで、リラックスして行うことが大切です。
食生活の改善
健康な髪を育てるためには、バランスの取れた食生活を心がけることが重要です。
特に、髪の毛の主成分であるタンパク質や、頭皮環境を整えるビタミン、ミネラルなどを積極的に摂取するようにしましょう。
積極的に摂りたい栄養素
タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。髪の毛の成長を促し、健康な髪を保つために欠かせない栄養素です。
ビタミンA
レバー、うなぎ、緑黄色野菜などに多く含まれています。頭皮の健康を保ち、乾燥を防ぐ効果があります。
ビタミンB群
豚肉、レバー、玄米、納豆などに多く含まれています。頭皮の新陳代謝を促し、髪の毛の成長をサポートします。
ビタミンC
レモン、イチゴ、ブロッコリーなどに多く含まれています。コラーゲンの生成を助け、頭皮の血行促進効果も期待できます。
ビタミンE
アーモンド、アボカド、かぼちゃなどに多く含まれています。頭皮の血行を促進し、健康な髪を育む効果があります。
亜鉛
牡蠣、牛肉、チーズなどに多く含まれています。頭皮の皮脂分泌をコントロールし、フケやかゆみを抑える効果があります。
鉄
レバー、ひじき、ほうれん草などに多く含まれています。頭皮に栄養を運ぶ役割があり、不足すると抜け毛の原因となることがあります。
食生活のポイント
- 3食バランスよく食べる
- 間食は控えめに
- よく噛んで食べる
睡眠の質を高める
睡眠中は、髪の毛の成長を促す成長ホルモンが分泌されます。
質の高い睡眠を十分にとることで、健康な髪を育むことができます。
質の高い睡眠をとるためのポイント
- 寝る前にスマホやパソコンの画面を見ないようにする
- 寝る前にカフェインを摂取しない
- 適度な運動をする
- リラックスできる環境を作る
- 規則正しい睡眠リズムを心がける
ストレスを溜めない
ストレスは、自律神経の乱れや血行不良を引き起こし、頭皮環境を悪化させる原因となります。
ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
効果的なストレス解消法
- 軽い運動
- 十分な睡眠
- 趣味の時間
- 旅行
- アロマテラピー
ストレスを感じた時は、無理をせず、自分自身を労わってあげることが大切です。
心身ともに健康な状態を保つことが、美しい髪を育むことに繋がります。
まとめ
今回は、頭皮タイプ別のシャンプー選びと健康な髪を育てる秘訣をご紹介しました。
自分の頭皮タイプに合ったシャンプーを使うことは、頭皮環境を整え、健康な髪を育てるために非常に重要です。
今回ご紹介したように、乾燥肌、脂性肌、敏感肌、フケ・かゆみ対策など、様々な頭皮タイプに合わせたシャンプーが数多く販売されています。
自分に最適なシャンプーを選び、正しいヘアケアを実践していくことで、理想の髪へと近づきましょう。
本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。
監修 | |
高橋正和(美容師/サロン経営者) |
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