【原因別】髪のパサつき解消! タイプ別おすすめアイテム&対策法
「最近髪のパサつきが気になる…」「どんなヘアケアをすればいいのかわからない」そんな悩みをお持ちのあなたへ。
実は髪のパサつきには、さまざまな原因が潜んでいます。
毎日のヘアケアや生活習慣を見直すことが、うるおいのある美しい髪への第一歩。
この記事では、髪のパサつきの原因別に適切な対策方法とおすすめのアイテムをご紹介します。
自分の髪質や悩みに合ったケアを見つけて、理想のツヤ髪を目指しましょう!
髪のパサつきの原因をチェック!
髪の内部の水分不足
髪の毛は、水分とタンパク質で構成されており、水分量が減るとパサつきの原因になります。
健康な髪の毛は約10~15%の水分量を保っていますが、様々な要因によって水分量が低下してしまうと、髪が乾燥しやすくなるため注意が必要です。
- シャンプー後の自然乾燥
濡れた状態の髪は、キューティクルが開いてデリケートな状態です。自然乾燥では、水分が蒸発する際に、髪内部の水分まで奪ってしまうため、パサつきの原因になります。 - ドライヤーの熱による乾燥
ドライヤーの熱は、髪の水分を蒸発させる原因となります。高温で長時間使用すると、髪に必要な水分まで奪い、乾燥しやすくなってしまいます。正しくドライヤーを使用することで、過度な乾燥を防ぎましょう。
キューティクルの損傷
キューティクルは、髪の毛の表面を覆う、うろこ状の薄い層のことです。
外部からの刺激から髪を守り、髪のツヤや滑らかさを保つ役割を担っています。
しかし、キューティクルが損傷すると、髪の内部の水分や栄養分が流出しやすくなり、パサつきの原因になります。
キューティクルの損傷原因
- 摩擦による損傷
タオルドライやブラッシング時の摩擦、寝具との摩擦など、日常的な摩擦がキューティクルを傷つける原因となります。摩擦を軽減するために、タオルドライの際はゴシゴシこすらず、優しく押さえるように水分を拭き取りましょう。また、目の粗いブラシの使用は避け、髪のもつれを優しく解きほぐせるブラシを選びましょう。 - 紫外線によるダメージ
紫外線は、キューティクルを構成するタンパク質を分解し、損傷を与えます。長時間紫外線にさらされると、髪内部の水分が失われ、パサつきや枝毛、切れ毛の原因になります。外出時は、帽子をかぶったり、日傘をさしたりして、紫外線から髪を守りましょう。また、UVカット効果のあるヘアケア製品を使用するのも効果的です。 - パーマやカラーリングによるダメージ
パーマやカラーリング剤に含まれる薬剤は、キューティクルを一時的に開かせるため、髪への負担が大きいです。繰り返し施術を行うことで、キューティクルが損傷し、パサつきや枝毛、切れ毛などの原因になります。施術後は、トリートメントなどでしっかりとケアすることが大切です。
頭皮環境の悪化
頭皮環境が悪化すると、健康な髪が育ちにくくなり、パサつきの原因になります。
頭皮は顔と同じ皮膚の一部であり、皮脂や汗、汚れなどが溜まりやすい環境です。
頭皮環境が悪化すると、毛穴が詰まり、髪の成長を阻害する可能性があります。
健康な髪を育てるためにも、頭皮環境を整えることが重要です。
頭皮環境が悪化する原因
- シャンプーのすすぎ残し
シャンプーやコンディショナーをしっかりすすぎ流さないと、頭皮に残った成分が毛穴を詰まらせたり、炎症を起こしたりする可能性があります。頭皮環境を悪化させないために、シャンプーやコンディショナーは、頭皮までしっかりとすすぎ流しましょう。 - 皮脂の過剰分泌
皮脂は頭皮を保護する役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴が詰まり、頭皮環境が悪化する原因となります。食生活の乱れやストレス、ホルモンバランスの乱れなどが皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があります。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
生活習慣の乱れ
バランスの取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動は、健康な髪を育むために欠かせません。
栄養不足や睡眠不足、ストレスなどは、頭皮や髪の健康にも影響を与え、パサつきの原因となります。
生活習慣の乱れが髪に与える影響
- 栄養不足
髪は、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素から作られています。栄養バランスの偏った食生活を続けると、髪に必要な栄養素が不足し、パサつきや抜け毛の原因になります。タンパク質、ビタミン(A、B群、C、Eなど)、ミネラル(亜鉛、鉄など)をバランスよく摂取しましょう。 - 睡眠不足
睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、髪の成長を促します。睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌量が減り、髪の成長が妨げられる可能性があります。質の高い睡眠を十分に取ることで、髪の成長を促し、健康な状態を保ちましょう。 - ストレス
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こします。その結果、頭皮や髪に栄養が行き渡らなくなり、パサつきや抜け毛の原因になります。ストレスを溜め込まず、適度に発散することが大切です。
間違ったヘアケア
自己流のヘアケアや、自分の髪質に合っていないヘアケアアイテムの使用は、髪にダメージを与え、パサつきの原因となります。
正しいヘアケア方法を身につけ、自分の髪質に合ったヘアケアアイテムを選ぶことが重要です。
間違ったヘアケアの例
- 洗浄力の強いシャンプーの使用
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥の原因となります。乾燥肌や敏感肌の方は、アミノ酸系など、洗浄力が穏やかなシャンプーを選びましょう。自分の頭皮や髪質に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。 - トリートメント不足
シャンプーで髪や頭皮の汚れを落とすと同時に、キューティクルも開いた状態になります。トリートメントでキューティクルを保護し、栄養を補給することで、パサつきを防ぎ、ツヤのある髪へと導きます。トリートメントは髪全体になじませ、 しばらく置いてから洗い流すようにしましょう。 - ヘアアイロン、コテの使い過ぎ
ヘアアイロンやコテの熱は、180℃を超えると髪のタンパク質が変性し、キューティクルが損傷すると言われています。高温で何度も使用すると、髪内部の水分が蒸発し、パサつきの原因になります。ヘアアイロンやコテを使用する際は、180℃以下に設定し、同じ箇所に長時間当てないように注意しましょう。
【原因別】髪のパサつき対策
髪の内部の水分不足には?
おすすめのアイテム
髪の内部の水分不足には、浸透力の高いシャンプーやトリートメントを選びましょう。
美容成分が髪の奥まで届き、潤いを補給してくれます。
おすすめは、「ミルボン グランドリンケージ」や「資生堂プロフェッショナル サブリミック」などです。
これらのアイテムは、髪の芯から保湿し、パサつきを抑え、まとまりの良い髪へと導きます。
効果的な対策
毎日のシャンプーでは、ぬるま湯を使うようにしましょう。
熱いお湯は必要な皮脂を取りすぎてしまい、乾燥を悪化させてしまいます。
また、トリートメントは髪全体に馴染ませた後、数分置いてから洗い流すことで、より効果を実感できます。
さらに、週に1〜2回のスペシャルケアとして、ヘアマスクやヘアオイルを使用するのも効果的です。
ドライヤー前に洗い流さないタイプのヘアトリートメントを使用するのもおすすめです。
タオルドライ後、毛先を中心に馴染ませ、ドライヤーの熱から髪を守りましょう。
キューティクルの損傷には?
おすすめのアイテム
キューティクルの損傷には、補修成分が配合されたヘアケアアイテムがおすすめです。
「シュワルツコフ ファイバープレックス ボンド オイル」などは、ダメージを受けたキューティクルを補修し、滑らかな髪に導きます。
また、アウトバストリートメントを使用するのも効果的です。ドライヤーの熱や紫外線から髪を守り、キューティクルの損傷を防ぎます。
効果的な対策
髪を摩擦から守ることも大切です。濡れた髪は摩擦を受けやすく、キューティクルが剥がれやすいため、優しくタオルドライを行いましょう。ゴシゴシこするのは厳禁です。また、ブラッシングは、毛先が絡まっている場合は無理に梳かさず、毛先から優しく解きほぐすように行いましょう。キューティクルを傷つけないよう、目の粗いコームを使用するのもおすすめです。
頭皮環境の悪化には?
おすすめのアイテム
頭皮環境の悪化には、頭皮クレンジングやスカルプケアアイテムを取り入れましょう。
「アヴェダ インヴァティ アドバンス スカルプ エッセンス」などがおすすめです。
これらのアイテムは、頭皮の汚れや皮脂を落とし、健康な頭皮環境に整えます。
また、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使用するのも良いでしょう。洗浄力が穏やかなので、頭皮への負担を軽減できます。
効果的な対策
頭皮の血行を促進することも重要です。頭皮マッサージは、血行を促進し、頭皮環境を整える効果が期待できます。
シャンプー時やお風呂上がりなどに、指の腹を使って優しくマッサージしましょう。
また、食生活を見直し、バランスの取れた食事を心がけることも大切です。
特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルは、健康な髪を育むために必要な栄養素です。これらの栄養素を積極的に摂取しましょう。
生活習慣の乱れには?
おすすめの対策
- 十分な睡眠:睡眠不足は、頭皮の血行不良やホルモンバランスの乱れに繋がります。質の高い睡眠を十分に取るように心がけましょう。
- バランスの取れた食事:健康な髪を育むためには、バランスの取れた食事が欠かせません。特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取しましょう。タンパク質は、髪の主成分であるケラチンの生成に必要不可欠です。肉、魚、大豆製品などを積極的に摂取しましょう。ビタミンは、頭皮環境を整え、健康な髪を育むために必要な栄養素です。ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどをバランス良く摂取しましょう。ミネラルは、髪の成長を促進し、パサつきを抑える効果があります。鉄、亜鉛、銅などを積極的に摂取しましょう。
- 適度な運動:適度な運動は、血行促進効果があり、頭皮環境の改善に繋がります。軽い運動を習慣に取り入れてみましょう。
- ストレスを溜めない:ストレスは、頭皮環境の悪化やホルモンバランスの乱れに繋がります。ストレスを溜め込まないように、自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。
間違ったヘアケアには?
おすすめのアイテム
自分の髪質に合ったシャンプーやトリートメントを選びましょう。
乾燥が気になる場合は保湿成分配合のものを、ダメージが気になる場合は補修成分配合のものを選ぶと良いでしょう。
例えば、「いち髪 なめらかスムースケア シャンプー&コンディショナー」は、乾燥してパサつきやすい髪に潤いを与え、しっとりまとまる髪へと導きます。
また、「フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク」は、ダメージヘアを集中補修し、毛先までなめらかでツヤのある髪へと導きます。
自分の髪質に合ったアイテムを選ぶことで、より効果的にパサつきを改善することができます。
効果的な対策
- 正しいシャンプー方法:シャンプー剤は頭皮を洗うものなので、頭皮をマッサージするように洗い、よくすすぎましょう。
- トリートメントは毛先中心に:トリートメントは毛先を中心に馴染ませ、時間をおいてからすすぎましょう。
- ドライヤーは正しく使う:ドライヤーは髪から少し離し、温風と冷風を交互に当てながら乾かしましょう。
- ヘアアイロンの温度に注意:ヘアアイロンを使用する際は、180℃以下に設定し、同じ箇所に何度も当てないようにしましょう。
タイプ別のヘアケア方法&おすすめアイテムを紹介
乾燥毛さん向け
おすすめのアイテム
資生堂プロフェッショナル サブリミック フェンテフォルテ 《スカルプケア》
効果的なヘアケア
- シャンプー前にブラッシングで髪のもつれを優しく解きほぐし、頭皮の汚れを浮き上がらせる。
- ぬるま湯で髪と頭皮を丁寧にすすぎ、シャンプーの泡立ちを良くする。
- シャンプーは直接髪につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから頭皮をマッサージするように洗う。
- トリートメントは毛先を中心に揉み込むように馴染ませ、時間をおいてからすすぐ。
- ドライヤーの前には洗い流さないトリートメントを使用し、髪内部の水分を閉じ込める。
ダメージヘアさん向け
おすすめのアイテム
効果的なヘアケア
- シャンプー前にブラッシングで髪のもつれを優しく解きほぐし、摩擦によるダメージを防ぐ。
- ぬるま湯で時間をかけてすすぎ、シャンプーやトリートメントの残留を防ぐ。
- タオルドライの際はゴシゴシ擦らず、タオルで挟んで優しく水分を吸収させる。
- ドライヤーは髪から15cm以上離し、温風と冷風を交互に当てながら乾かす。
- ヘアアイロンやコテを使う場合は、180度以下に設定し、使用前に必ずヘアオイルなどで保護する。
くせ毛さん向け
おすすめのアイテム
資生堂プロフェッショナル サブリミック エアリーフロー 《 くせ・まとまりにくい髪用 》
効果的なヘアケア
- シャンプー後は、タオルで髪を包み込むようにして水気を取る。
- 洗い流さないトリートメントを毛先中心に馴染ませ、くせが出やすい部分は念入りに。
- ドライヤーは上から下に向かって風を当て、くせを伸ばすように乾かす。
- くせが気になる部分には、ヘアブラシを使いながらドライヤーの熱を当てる。
- スタイリング剤は、オイルやミルクタイプのものがおすすめ。
年齢髪が気になる方へ
おすすめのアイテム
資生堂プロフェッショナル サブリミック アデノバイタル 《 エイジングケア 》
資生堂独自の有効成分「アデノシン」配合の育毛剤です。頭皮環境を整え、ハリ・コシのある健康な髪を育みます。
効果的なヘアケア
- 頭皮の血行を促進するため、シャンプー前にブラッシングで頭皮を優しくマッサージする。
- シャンプーは頭皮を優しくマッサージするように洗い、しっかりとすすぐ。
- トリートメントは頭皮につけず、毛先中心に馴染ませる。
- 紫外線から頭皮を守るため、日差しが強い日は帽子を着用する。
- バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、健康的な生活習慣を維持する。
まとめ
髪のパサつきは、さまざまな原因と対策方法があることがわかりました。
自分の髪質や悩みに合ったケアをすることが、美しい髪を保つためには重要です。
紹介したアイテムや対策法を参考に、ぜひ毎日のヘアケアに取り入れてみてください。
本記事で紹介した商品はほんの一例です。自分に合ったアイテムを見つけて、うるおいのある美しい髪を目指しましょう。
本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。
監修 | |
高橋正和(美容師/サロン経営者) |
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