【美容師が伝授】ヘアスタイリングが長持ちするプロのテクニック10選

【美容師が伝授】ヘアスタイリングが長持ちするプロのテクニック10選

「せっかくヘアセットしたのに、すぐ崩れてしまう…」とお悩みではありませんか?
この記事では、そんな悩みを解決するために、ヘアスタイリングが長持ちするプロのテクニックを、失敗しやすいポイントと合わせて詳しく解説します。

シャンプーやドライヤーといった基本的なヘアケアから、スタイリング剤の使い方、さらには雨の日対策まで、美容師が長年の経験で培ったテクニックを惜しみなくご紹介します。
この記事を読めば、もうヘアスタイルの崩れに悩まされることはありません。一日中自信あふれる美しいスタイルをキープしましょう!


 

ヘアスタイリングの下準備

せっかくヘアセットしても、すぐに崩れてしまっては悲しいですよね。ヘアスタイリングを長持ちさせるためには、土台となる髪の扱い方が重要

正しいシャンプーやドライヤーの使い方をマスターして、一日中美しいヘアスタイルをキープしましょう。

 

シャンプー&コンディショナーを正しく選んでヘアスタイリングを長持ちさせる

自分に合ったシャンプーやコンディショナーを選ぶことは、健やかな髪を保つだけでなく、ヘアスタイリングの仕上がりにも影響します。
まずは、自分の髪質に合ったシャンプー選びを意識しましょう。


髪質に合わせたシャンプー選びのポイント

  • 乾燥毛:保湿成分が配合された、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーを選びましょう。しっとりとした洗い上がりで、髪の乾燥を防ぎます。
  • ダメージヘア:補修成分として、セラミドやケラチン配合のシャンプーがおすすめです。傷んだ部分を補修し、健康な髪へと導きます。
  • くせ毛:保湿力が高く、髪のまとまりを良くする成分配合のシャンプーを選びましょう。オイルやシアバターなどが配合されたものがおすすめです。
  • オイリー肌:洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーを選び、頭皮を優しく洗いましょう。洗浄力が強すぎると、頭皮の皮脂を落としすぎてしまい、乾燥を招く可能性があります。皮脂の分泌を抑える成分として、緑茶エキス配合のものもおすすめです。


シャンプーの成分表示を確認し、自分の髪質に合ったものを選びましょう。口コミサイトなども参考に、自分にぴったりのシャンプーを見つけてみてください。

 

タオルドライで摩擦はNG!正しい髪の乾かし方

シャンプー後の濡れた髪は、キューティクルが開き、とてもデリケートな状態です。
ゴシゴシとタオルで摩擦するような乾かし方は、キューティクルを傷つけ、枝毛や切れ毛の原因になります。
正しいタオルドライの方法で、優しく丁寧に髪の水分を取りましょう。


正しいタオルドライの方法

  1. まずは、髪の毛の水気を優しく絞ります。この時、ねじるように絞ったり、強く引っ張ったりするのはやめましょう。
  2. 次に、タオルで頭皮をポンポンと軽く叩くようにして水分を取っていきます。髪の毛をこすらず、頭皮を優しく包み込むようにタオルドライするのがポイントです。
  3. ある程度水分が取れたら、毛先の方に向かってタオルで挟むようにして水分を取っていきます。毛先は特に傷みやすいので、優しく丁寧に扱いましょう。


タオルドライの後は、すぐにドライヤーで乾かしましょう。自然乾燥は、頭皮の雑菌の繁殖や、髪の内部の水分が蒸発しやすくなるため、おすすめできません。

 

ヘアスタイリングの土台を作る!適切なドライヤーの使い方

ドライヤーの使い方次第で、スタイリングの仕上がりが大きく変わります。
正しくドライヤーを使って、ヘアスタイリングしやすい、まとまりの良い髪を目指しましょう。


ドライヤー前のひと手間で、さらに効果アップ

  • 洗い流さないトリートメント:ドライヤーの熱から髪を守り、パサつきを抑えます。特に、毛先を中心に馴染ませましょう。
  • ヘアオイル:ドライヤー前にヘアオイルを馴染ませることで、髪の毛にツヤを与え、しっとりとした質感に仕上がります。毛量が多い人や、くせ毛の人は、ヘアオイルを使うのがおすすめです。


ドライヤーの基本テクニック

  1. まずは、髪の根元から乾かしていきます。ドライヤーを頭皮に近づけすぎないように注意しながら、温風を当てましょう。髪の根元が乾くと、自然と毛先も乾きやすくなります。
  2. 根元が乾いたら、毛先に向かって風を当てていきます。この時、ドライヤーを上から下に向けて風を当てると、キューティクルが整い、ツヤのある髪に仕上がります。
  3. 最後に、冷風を当ててキューティクルを引き締めましょう。冷風を当てることで、髪の毛にツヤが生まれ、スタイリングの持ちも良くなります。


ドライヤーを使う際は、一箇所に熱を当てすぎないように注意し、髪から10cm以上離して使用しましょう。また、同じ場所に長時間風を当て続けると、頭皮や髪の毛を傷める原因になります。ドライヤーは、動かしながら使うように心がけましょう。

 

ブロー
 

ヘアスタイリングを長持ちさせるプロのテクニック10選

せっかくヘアセットしても、時間が経つにつれて崩れてしまうのは避けたいですよね。
ここでは、ヘアスタイリングが長持ちするプロのテクニックを10個ご紹介します。
あなたの髪質や悩みに合わせて、ぜひ取り入れてみてください。

 

1. スタイリング剤を髪質に合わせて選ぶ

ヘアスタイリング剤は、髪質に合ったものを選ぶことが大切です。髪が細い方は、軽めのワックスやムースでふんわりと仕上げましょう。逆に、髪が太くて硬い方は、キープ力の高いジェルやグリースがおすすめです。くせ毛にお悩みの方は、ヘアオイルやミルクでしっとりまとめると良いでしょう。

 

2. スタイリング剤は少量ずつなじませる

一度にたくさんのスタイリング剤をつけると、ベタつきの原因になります。スタイリング剤は、少量ずつ手に取ってよく伸ばし、髪全体になじませるようにしましょう。つけすぎたと感じたら、ドライヤーの冷風を当てると落ち着きます。

 

3. 巻く前にヘアオイルで保湿する

コテやアイロンを使う前に、ヘアオイルで髪を保湿することで、熱ダメージから髪を守りながら、カールの持ちを良くすることができます。特に、毛先などの乾燥しやすい部分は、集中的に保湿しましょう。

 

4. コテの温度は髪質に合わせる

コテの温度は、髪質に合わせて調節することが大切です。髪が細い方は160度以下、普通の髪質の方は160~180度、髪が太い方は180~200度を目安にしましょう。高温で巻きすぎると、髪が傷んでしまう原因になります。

 

5. カールは冷風でキープする

コテやアイロンで巻いた後は、冷風を当ててカールを冷ますことで、カールの持ちが格段にアップします。温まった髪は、冷める過程で形が固定されるためです。

 

6. スプレーは距離をとって吹きかける

ヘアスプレーは、髪から20~30cmほど離して吹きかけるのがポイントです。近づけすぎると、スプレーの粒子が大きくなり、髪が濡れてしまったり、仕上がりが固くなりすぎたりする原因になります。

 

7. 仕上げに冷風を当てる

スタイリング剤をつけた後や、全体を整えた後は、ドライヤーの冷風を当てて、ヘアスタイルをキープしましょう。冷風を当てることで、キューティクルが引き締まり、ツヤ感がアップする効果もあります。

 

8. 前髪は最後にスタイリングする

前髪は、最後にスタイリングするのがおすすめです。他の部分のスタイリング剤が、前髪につかないようにするためです。また、前髪は、顔の印象を大きく左右する部分なので、時間をかけて丁寧にスタイリングしましょう。

 

9. 雨の日はヘアオイルをプラス

湿気の多い日は、ヘアスタイルが崩れやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。そんな時は、スタイリング剤にヘアオイルをプラスしてみましょう。オイルが髪をコーティングすることで、湿気から髪を守り、ヘアスタイルをキープしてくれます。少量を毛先中心になじませるようにしましょう。

 

10. ヘアスタイルに合ったスタイリング剤を使う

ヘアスタイルによって、適したスタイリング剤は異なります。ストレートヘアをキープしたい場合は、キープ力の高いスプレーを。ふんわりとボリュームを出したい場合は、ムースやヘアスプレーを。ウェットな質感を出したい場合は、ジェルやグリースを使うなど、自分のヘアスタイルに合ったスタイリング剤を選ぶことが大切です。色々なスタイリング剤を試して、自分にぴったりのものを見つけましょう。

 

まとめ

今回は、ヘアスタイリングが長持ちするプロのテクニックをご紹介しました。
シャンプーやドライヤーの使い方といった基本から、スタイリング剤の使い方、さらには雨の日対策まで、すぐに実践できる内容ばかりです。

これらのテクニックをマスターすれば、朝の貴重な時間を有効活用できるだけでなく、一日中自信に満ちた自分自身で過ごすことができるでしょう。
ぜひ、今日から試して、あなたのヘアスタイリングをワンランクアップさせてください。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


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