ヘアムースはどんな人が使うべき?【プロが教える髪質別おすすめヘアムース】
「ヘアムースってどんな効果があるの?」「私にも使える?」そんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では、ヘアムースの効果やメリットはもちろん、どんな髪質の人におすすめなのか、髪のお悩み別に最適なヘアムースの選び方までプロが分かりやすく解説します。
自分にぴったりのヘアムースを見つけて、なりたい髪型を叶えましょう!
ヘアムースとは?
ヘアムースとは、泡状のスタイリング剤のことです。
ムースは英語で「泡」という意味です。
泡状なので、液体であるヘアワックスやヘアジェルなどに比べて、髪全体に均一に馴染みやすいという特徴があります。
ヘアムースには、様々な成分が含まれていますが、主成分は水とセット力のある樹脂です。
その他にも、髪にツヤや潤いを与える成分、香りを付ける成分、髪の毛のダメージを補修する成分などが配合されています。
ヘアムースは、髪の長さや髪質、なりたいヘアスタイルに合わせて選ぶことができます。
最近は、メンズ向けのヘアムースなども数多く販売されています。
ヘアムースの種類
大きく分けると、ヘアムースには「フォームタイプ」と「ミストタイプ」の2種類があります。
フォームタイプ
一般的なヘアムースで、缶を逆さにしてプッシュすると、泡状になって出てきます。
泡立ちが良く、髪になじみやすいのが特徴です。ショートヘアからロングヘアまで、幅広い髪の長さに使えます。
ミストタイプ
容器を振ってから、髪に直接スプレーして使います。フォームタイプに比べて、軽い仕上がりが特徴です。
ふんわりと仕上げたい場合や、パーマヘア、巻き髪などにおすすめです。
ヘアムースの選び方
ヘアムースを選ぶ際には、自分の髪質やなりたいヘアスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
主なポイントは以下の点が挙げられます。
- 髪質(くせ毛、直毛、ダメージヘアなど)
- なりたいヘアスタイル(ふんわり、しっとり、カール、ストレートなど)
- セット力(ソフト、ハードなど)
- 香り
例えば、くせ毛で広がりやすい人は、しっとりまとまるタイプのヘアムースを選ぶと良いでしょう。
また、髪の毛が細い人は、ボリュームアップタイプのヘアムースを選ぶと、ふんわりと仕上げることができます。
なりたいヘアスタイルや仕上がりのイメージに合わせて、自分にぴったりのヘアムースを見つけましょう。
ヘアムースを使うメリット
ヘアムースは、様々なスタイリング剤の中でも、手軽に使えて、かつスタイリング効果が高いアイテムとして人気です。
ここでは、数あるスタイリング剤の中で、ヘアムースを使うメリットをご紹介します。
自然な仕上がりになる
ヘアムースは、ワックスやジェルなどに比べて、軽いテクスチャーで、自然な仕上がりになるのが特徴です。
ワックスやジェルを使った時のような、濡れたような質感や、固まったような仕上がりにはならず、ふんわりとナチュラルなヘアスタイルを作ることができます。
また、つけすぎても重くならず、ベタつきにくいので、スタイリング剤初心者の方でも使いやすいでしょう。
髪にツヤを与える
ヘアムースには、髪にツヤを与える効果があります。
髪の毛一本一本をコーティングし、光を反射することで、自然なツヤを与え、健康的な印象の髪に見せることができます。
パサつきや乾燥が気になる髪質の方にもおすすめです。
セット力が持続する
ヘアムースには、適度なセット力があり、スタイリングした髪型を長時間キープすることができます。
ワックスのように固めすぎず、ふんわりとした質感を保ちながら、ヘアスタイルをキープすることができるので、ナチュラルなヘアスタイルを楽しみたい方におすすめです。
朝のスタイリングが長持ちすれば、忙しい朝でも安心ですね。
様々なヘアスタイルに使える
ヘアムースは、ショートヘアからロングヘアまで、様々なヘアスタイルに使うことができます。
ショートヘアなら、毛先に動きをつけたり、ボリュームアップ効果を狙ったり、ロングヘアなら、パーマヘアのカールをより綺麗に見せたり、ストレートヘアにふんわりとしたウェーブを作ったりと、様々な用途で使えます。
また、男性のヘアセットにもおすすめです。
髪に優しい
ヘアムースの中には、保湿成分が配合されているものもあり、髪に潤いを与えながらスタイリングすることができます。
乾燥やダメージが気になる方は、保湿成分配合のヘアムースを選ぶと良いでしょう。
また、ヘアムースは、ワックスやジェルに比べて、洗い流しやすいというメリットもあります。
シャンプーの際に、ゴシゴシと強くこすらなくても、簡単に洗い流すことができます。
頭皮への負担を軽減できる点も嬉しいですね。
ヘアムースを使うべき人
ヘアムースは、誰もが使うべき万能なスタイリング剤ではありません。
むしろ、髪質や髪型、なりたい仕上がりに合わせて使うことで、その真価を発揮するアイテムと言えるでしょう。
ここでは、どんな人がヘアムースを使うべきなのか、具体的な例を挙げながら解説していきます。
ヘアムースがおすすめな髪質
くせ毛の人
くせ毛でお悩みの方にとって、ヘアムースは心強い味方になります。
ヘアムースには、くせ毛を落ち着かせ、まとまりやすくする効果があります。
特に、湿気によるうねりや広がりが気になるという方におすすめです。
ヘアムースを髪に馴染ませることで、湿気をブロックし、くせ毛を抑え込んでくれます。
また、柔らかく自然な仕上がりになるため、スタイリング剤をつけた感じが苦手な方でも使いやすいでしょう。
髪の毛が細い人
髪の毛が細くて、ボリュームが出ない、ペタッとしてしまうとお悩みの方にも、ヘアムースはおすすめです。
ヘアムースには、髪の毛一本一本をコーティングし、ハリとコシを与える効果があります。
そのため、根元からふんわりと立ち上がりやすくなるため、自然なボリュームアップを実現できます。
また、ヘアムースは、ワックスやジェルのように重くならないため、髪の毛が細い方でも安心して使うことができます。
ボリュームを出したい人
髪の毛にボリュームを出したい方にとっても、ヘアムースは効果的です。
ヘアムースを髪の根元付近に揉み込むことで、ふんわりとしたエアリーなスタイルを作ることができます。
特に、トップにボリュームが欲しい場合や、レイヤーを入れたヘアスタイルに動きを出したい場合に最適です。
さらに、ヘアムースは、パーマヘアのスタイリングにも適しています。
カールをくずすことなく、ふんわりと弾力のあるウェーブヘアを作ることができます。
ヘアムースで解決できる髪のお悩み
ヘアムースは、様々な髪のお悩みを解決してくれる万能アイテムです。
ここでは、ヘアムースを使うことで解決できる代表的な髪のお悩みを紹介します。
寝癖直しをしたい
朝の寝癖直しに時間がかかって困っている方は、ヘアムースを使うのがおすすめです。
ヘアムースを少量手に取り、水で濡らした髪に馴染ませるだけで、簡単に寝癖を直すことができます。
ドライヤーで乾かす際に、軽くブローするだけで、自然なスタイリングに仕上がります。
忙しい朝でも、手軽にヘアセットを済ませたい方にぴったりです。
スタイリングを長持ちさせたい
せっかくスタイリングしても、すぐに崩れてしまう…そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ヘアムースには、スタイリングを長持ちさせる効果もあります。
ヘアムースを髪に塗布することで、髪に適度なキープ力を与え、ヘアスタイルを長時間維持することができます。
風や湿気による崩れを防ぐ効果も期待できます。一日中美しいヘアスタイルをキープしたい方におすすめです。
パーマをキレイに見せたい
パーマヘアをより美しく、長く楽しみたい方には、ヘアムースの使用がおすすめです。
ヘアムースは、パーマのカールを復活させ、弾力のあるウェーブヘアを演出します。
ヘアムースを毛先をもみ込むように馴染ませることで、パーマヘアが蘇ります。
また、ヘアムースには、髪の毛を保湿する効果もあるため、パサつきがちなパーマヘアに潤いを与え、美しいカールを長く楽しむことができます。
髪質別おすすめヘアムース
くせ毛におすすめのヘアムース
くせ毛を抑えたい人向け
くせ毛を抑えたい人向けのおすすめヘアムースは、しっとりとした質感でまとまりを与えるタイプです。保湿成分が配合されているものを選ぶと、より効果的です。
ムースタイプが3種類あり、スタイルに合わせてお選び頂けます。
・ルベル トリエ フォーム4
・ルベル トリエ パウダリー フォーム5
・ルベル トリエ フォーム6
くせ毛を生かしてスタイリングしたい人向け
くせ毛を生かしてスタイリングしたい人向けのおすすめヘアムースは、ふんわりと軽い質感で、カールをキープしてくれるタイプです。ウェーブやカールを強調してくれる効果もあります。
髪の毛が細い人におすすめのヘアムース
髪の毛が細い人向けのおすすめヘアムースは、ボリュームアップ効果のあるタイプです。
軽い質感で、髪の毛を根元から立ち上げてくれます。
ボリュームを出したい人におすすめのヘアムース
ボリュームを出したい人向けのおすすめヘアムースは、髪の毛を根元から立ち上げてくれるタイプです。
太めのヘアアイロンで巻いたり、カーラーで巻いたりする前に使うと、より効果的です。
愛おしさ溢れるフルーティーフローラルの香りのフォーム シリーズ
ヘアムースの使い方
ヘアムースの効果を最大限に引き出すために、正しい使い方をマスターしましょう。
ここでは、ショートヘア、ミディアムヘア、ロングヘアそれぞれの長さ別に、基本的なヘアムースの使い方をご紹介します。
ショートヘアの場合
ショートヘアは、ふんわり感や動きを出すのがポイントです。
適量を手に取る
ゴルフボール1/2個程度の量を手に取ります。
つけすぎるとベタつきの原因になるので、少量ずつ調整しながらつけるのがおすすめです。手のひら全体に広げる
ヘアムースを手のひら全体にしっかり伸ばします。
ムラなくつけることで、スタイリングが綺麗に決まります。髪全体になじませる
根元から毛先に向かって、揉み込むようになじませます。
トップにボリュームを出したい場合は、下から持ち上げるようにつけると効果的です。形を整える
ヘアムースをなじませたら、手ぐしやブラシで形を整えます。
くせ毛の人は、ねじりながらスタイリングすると、より動きが出やすくなります。
ミディアムヘアの場合
ミディアムヘアは、毛先のまとまりと空気感が大切です。
適量を手に取る
ゴルフボール1個程度の量を手に取ります。
髪の長さや量に合わせて調整しましょう。手のひら全体に広げる
ヘアムースを手のひら全体に伸ばします。
髪全体になじませる
根元から毛先に向かって、手ぐしで優しくなじませます。
毛先を中心に揉み込むと、まとまりがアップします。形を整える
ヘアムースをなじませたら、ブラシで形を整えながら乾かします。
ゆるふわなパーマヘアや、コテで巻いた髪にもおすすめです。
ロングヘアの場合
ロングヘアは、重さを感じさせないようにふんわりと仕上げるのがコツです。
適量を手に取る
ピンポン玉1~2個程度の量を手に取ります。
ロングヘアは毛量が多いので、多めに感じるかもしれませんが、つけすぎるとベタつきの原因になるため、注意が必要です。手のひら全体に広げる
ヘアムースを手のひら全体に伸ばします。
髪全体になじませる
毛先を中心になじませ、残りを根元に向かってつけます。
ロングヘアは毛先のパサつきが気になるので、重点的にケアしましょう。形を整える
ヘアムースをなじませたら、手ぐしやブラシで形を整えながら乾かします。
ウェーブヘアの場合は、ねじりながら乾かすと、より立体感のあるスタイルに仕上がります。
ヘアムースを使う際のポイント
髪の長さや量に合わせて量を調整する
髪の長さや量に合っていないと、効果が半減したり、ベタつきの原因になります。
上記を目安に、自分の髪質に合った量を見つけることが大切です。乾いた髪に使う
ヘアムースは、乾いた髪に使うのが基本です。
濡れた髪に使用すると、薄まってしまい効果が期待できません。
タオルドライ後、ドライヤーで完全に乾かしてから使用しましょう。根元からではなく、毛先からつける
根元からつけてしまうと、ボリュームが出すぎてしまったり、ペタッとした仕上がりになってしまうことがあります。
まずは毛先になじませてから、残りを根元につけるようにしましょう。つけすぎに注意する
つけすぎると、ベタつきや髪の重さが出たり、仕上がりが固くなってしまう可能性があります。
少量ずつ調整しながらつけるようにしましょう。
ヘアムースを使う上での注意点
ヘアムースは正しく使うことで、より効果的にスタイリングを楽しむことができます。
逆に、使い方を間違えると、べたつきの原因となったり、思ったような仕上がりにならなかったりすることも。
ここでは、ヘアムースを使う上での注意点を詳しく解説していきます。
適量を守ること
ヘアムースは、つけすぎるとべたつきの原因になります。逆に、少なすぎると十分な効果が得られないことも。
まずは少量ずつ手に取り、様子を見ながら足していくようにしましょう。
ショートヘアであればピンポン球1個分、ミディアムヘアであればピンポン球1.5~2個分、ロングヘアであればピンポン球2~3個分が目安です。
しかし、髪の長さや毛量、ヘアムースの種類によっても適量が変わってくるので、パッケージの説明をよく読んでから使用しましょう。
髪全体に均一に塗布すること
ヘアムースを一部分に集中させてつけてしまうと、その部分がべたついたり、逆に他の部分がパサついたりする原因になります。
ムラなく仕上げるためには、手のひらと指の間にヘアムースをなじませてから、髪全体に優しくもみ込むようにつけましょう。
特に、毛先や後頭部はヘアムースがつきにくいので、意識してつけるようにしてください。
頭皮につけないこと
ヘアムースは、基本的に髪につけるスタイリング剤です。
頭皮に直接つけてしまうと、毛穴詰まりや頭皮トラブルの原因になる可能性があります。
頭皮につけないように、髪を持ち上げてから塗布するか、髪の中間から毛先を中心に揉み込むようにしましょう。
乾いた髪に使うこと
ヘアムースの中には、濡れた髪に使うことを想定して作られているものもありますが、基本的には乾いた髪に使うことをおすすめします。
濡れた髪にヘアムースをつけると、水分で薄まってしまい、効果が半減してしまう可能性があります。
また、ドライヤーで乾かす際に、ヘアムースが頭皮に流れてしまい、頭皮トラブルの原因になることも。
使用後は手を洗うこと
ヘアムースを使った後は、手をしっかりと洗いましょう。
ヘアムースが残ったまま手を放置すると、べたつきが残ったり、肌荒れの原因になる可能性があります。
保管方法に注意すること
ヘアムースは、直射日光の当たらない涼しい場所に保管しましょう。
高温多湿の場所に保管すると、品質が劣化したり、変色したりする可能性があります。
また、使用期限を守ることも大切です。
自分の髪質に合ったヘアムースを選ぶこと
ヘアムースには、様々な種類があります。
自分の髪質に合っていないヘアムースを使うと、思ったようなスタイリングができなかったり、髪にダメージを与えてしまう可能性があります。
購入する前に、自分の髪質に合ったヘアムースかどうか、商品説明をよく確認しましょう。
例えば、くせ毛の人は、くせ毛を抑える効果のあるヘアムースを選ぶと良いでしょう。
また、髪の毛が細い人は、ボリュームダウンしてしまう可能性があるので、ふんわりと仕上がるタイプのヘアムースを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ヘアムースは、髪質や悩みに合わせて使うことで、理想のヘアスタイルを実現するのに役立つスタイリング剤です。
自分の髪質や悩みに合ったヘアムースを選んで、毎日のスタイリングを楽しみましょう。
本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。
監修 | |
高橋正和(美容師/サロン経営者) |
【関連記事】