髪を触らない方がいいってホント?知って得するヘアケアの新常識

髪を触らない方がいいってホント?知って得するヘアケアの新常識

「あれ、私ってば1日に何回髪触ってるんだろう…」そう思ったあなたは、美髪への第一歩を踏み出しました。
この記事では、何気なくやってしまいがちな「髪に触れる」という行為が、実はあなたの髪にダメージを与えているかもしれない事実を解説します。

具体的なデメリットはもちろん、ついつい触ってしまう心理的原因や、今日からできる具体的な対策までご紹介します。
この記事を読めば、もう知らないうちに髪を触ってしまう…なんて悩みとは無縁に。
美髪を育むための正しい知識を身につけて、自信あふれる未来を手に入れましょう!

 

髪を触ることで起こる3つのデメリット

 

頭皮の皮脂汚れ

髪を触る癖があると、知らず知らずに頭皮の皮脂を顔や髪全体に広げてしまいます。頭皮は顔よりも皮脂分泌量が多く、この皮脂が酸化すると、嫌な臭いやベタつきの原因に。さらに、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、抜け毛や薄毛のリスクも高まります。

特に、前髪や顔周りの髪をよく触る人は要注意です。顔の皮脂と混ざり合い、さらに酸化が促進される可能性があります。また、シャンプーやスタイリング剤の洗い残しがあると、皮脂と混ざって毛穴詰まりの原因になることも。

 

髪の毛の摩擦・ダメージ

私たちの髪は、摩擦にとても弱くデリケートです。何気なく髪を触るだけでも、その摩擦によってキューティクルが剥がれ、枝毛や切れ毛の原因になります。特に、爪が長い人や、髪を強く引っ張る癖がある人は要注意です。

また、髪が濡れている状態は、キューティクルが開いてさらにデリケートになっています。濡れた髪を触ったり、ゴシゴシタオルドライするのも、キューティクルを傷つける原因になります。


摩擦によるダメージの例

  • 枝毛、切れ毛の増加
  • 髪の絡まり、パサつきの悪化
  • ツヤの低下、カラーの退色

 

雑菌の付着

私たちの手は、常に多くの雑菌が付着しています。スマートフォンやパソコン、ドアノブなど、様々なものを触ることで、手は雑菌だらけになっているのです。そして、その手で髪を触ることで、雑菌が頭皮や髪に付着し、炎症や頭皮トラブルの原因になる可能性があります。

特に、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌や、ニキビの原因となるアクネ菌などは、頭皮にとっても悪影響を与える可能性があります。健康な頭皮を保つためにも、むやみに髪を触らないように心がけましょう。


雑菌による頭皮トラブルの例

  • 頭皮の炎症、かゆみ、フケ
  • 毛穴の炎症、ニキビ
  • 頭皮の臭いの悪化

 

髪触る

ついつい触っちゃう!その癖危険信号かも?

あなたは、何気なく髪に触れていませんか? 実は、その何気ない仕草が、知らず知らずのうちに髪や頭皮に負担をかけているかもしれません。心当たりがある方は、要注意! その行動は、髪や頭皮からのSOSかもしれません。

 

無意識に触っている場合

テレビを見ている時、本を読んでいる時、考え事をしている時など、無意識のうちに髪を触ってしまうことはありませんか? これは、緊張や不安など、心理的な要因が影響している可能性があります。特に、ストレスを感じやすい方は、無意識のうちに髪を触る癖が出てしまう傾向があるようです。

また、髪を触ることで、安心感を得ようとしているとも考えられます。例えば、会議やプレゼンテーションなど、緊張する場面で髪を触る人もいるのではないでしょうか? これは、無意識のうちに、髪を触ることで心を落ち着けようとしているのかもしれません。

しかし、無意識にしろ、頻繁に髪を触ることは、頭皮への刺激となり、皮脂の過剰分泌や頭皮トラブルの原因にもなりかねません。まずは、自分がどのような時に髪を触ることが多いのか、意識することから始めてみましょう。

 

癖で触っている場合

髪を触ることが癖になっている場合、単なる習慣化している可能性もあれば、髪質が原因で、無意識に触れてしまっていることも考えられます。

  • 前髪を触る、かきあげる
  • 毛先を指にくるくる巻き付ける
  • 髪の毛を抜く、ねじる

これらの癖は、無意識のうちに行っていることが多く、なかなか直すのが難しい場合もあります。しかし、髪や頭皮への負担を考えると、できるだけ早く改善したいものです。

癖を直すためには、まず、自分がどんな時に髪を触っているのかを把握することが大切です。そして、髪を触りたくなったら、他のことをするように意識してみましょう。例えば、ガムを噛んだり、手を握ったりするのも効果的です。また、髪をまとめたり、帽子をかぶったりするのも良いでしょう。

それでも改善しない場合は、専門医に相談してみるのも一つの方法です。

 

美髪

髪を触らずに美髪をGET!今日からできるヘアケア

髪を触らないように意識するだけでは、美しい髪は手に入りません。毎日のヘアケアを少しだけ見直すことで、触らずとも健康で美しい髪を目指しましょう。

 

適切なシャンプー方法

シャンプーは、頭皮の汚れを落とすためのもの。ゴシゴシと髪をこすり合わせるように洗うのは摩擦の原因になり、逆効果です。指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗い、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。


シャンプー前のブラッシングで汚れをオフ

シャンプー前にブラッシングをすることで、髪の絡まりやホコリをあらかじめ落としておくことができます。頭皮への負担を減らし、より効果的にシャンプーできます。


ぬるま湯で予洗い

熱いお湯は頭皮の乾燥を招くため、ぬるま湯を使用しましょう。シャンプー前にしっかりと予洗いすることで、シャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮の汚れも落ちやすくなります。


シャンプーは頭皮を中心に

シャンプー剤を直接髪につけると、摩擦でダメージを与える可能性があります。手のひらで泡立ててから、頭皮を中心に優しく洗いましょう。毛先は泡で優しく撫でるように洗うのがポイントです。


すすぎは丁寧に

シャンプー剤が残っていると、頭皮トラブルの原因になります。頭皮や髪の生え際まで、丁寧にすすぎましょう。

 

トリートメントで徹底補修

トリートメントは髪のダメージを補修し、指通りを良くする効果があります。毛先を中心に馴染ませ、しっかりと時間を置くことで、より効果を実感できます。


トリートメントは髪全体に

トリートメントは、傷みやすい毛先を中心に、髪全体に馴染ませましょう。頭皮につけると毛穴詰まりの原因になる場合があるので、注意が必要です。


時間を置く

トリートメントは、数分間置いてから洗い流すことで、より効果を発揮します。商品の使用説明に従って、適切な時間置きましょう。


すすぎ残しに注意

トリートメントが頭皮や髪に残っていると、ベタつきや頭皮トラブルの原因になります。ぬるま湯で、しっかりとすすぎましょう。

 

ドライヤーの正しい使い方

濡れた髪はデリケートな状態です。自然乾燥させたいところですが、長時間濡れたままだと雑菌が繁殖しやすくなるため、ドライヤーで速やかに乾かすことが大切です。


タオルドライで水気を取る

ドライヤーの熱から髪を守るため、まずはタオルで優しく水気を吸い取りましょう。ゴシゴシと摩擦するような拭き方は、キューティクルを傷つける原因になるのでNGです。


ドライヤーは髪から離して

ドライヤーを髪に近づけすぎると、熱で髪が傷んでしまう可能性があります。15~20cmほど離し、温風で乾かしましょう。


根元から毛先に向かって

根元から毛先に向かって風をあてることで、キューティクルが整い、ツヤのある髪に仕上がります。髪の根元を乾かすことを意識し、ドライヤーを振りながら全体を乾かしましょう。


冷風で仕上げ

仕上げに冷風をあてることで、キューティクルが引き締まり、ツヤが出ます。また、頭皮の熱を冷ます効果も期待できます。

 

ヘアオイル&美容液でさらに潤いを

ドライヤー後やスタイリングの際に、ヘアオイルや美容液を使用することで、髪に潤いを与え、乾燥やダメージから守ることができます。自分に合ったアイテムを見つけ、ヘアケアに取り入れてみましょう。


ヘアオイル

ヘアオイルは、髪の乾燥を防ぎ、ツヤとまとまりを与えます。ドライヤー前に使用すると、熱から髪を守り、パサつきを抑える効果も期待できます。少量を手に取り、毛先を中心に馴染ませましょう。


ヘアミルク

ヘアミルクは、ヘアオイルよりも軽いテクスチャーで、髪に潤いを与えるアイテムです。乾燥が気になる部分を中心に、馴染ませましょう。つけすぎるとベタつきの原因になるので、注意が必要です。


洗い流さないトリートメント

洗い流さないトリートメントは、髪のダメージを補修し、指通りを良くする効果があります。タオルドライ後、適量を毛先を中心に馴染ませます。ドライヤーの熱から髪を守る効果も期待できます。

これらのヘアケアを実践することで、髪を触る回数を減らしながら、健康的な美髪を目指しましょう。ただし、頭皮や髪の状態には個人差があります。自分に合った方法を見つけることが大切です。

 

髪を触る

髪を触らない方がいいってホント?

結論から言うと、髪を触らない方がいいのはホントです。

この記事では、髪を触ることで何が起きるのか、そのメカニズムを詳しく解説してきました。あなたはいくつ当てはまりましたか?

 

髪を触ることで起こるデメリットを改めておさらい

  1. 頭皮の皮脂汚れ
  2. 髪の毛の摩擦・ダメージ
  3. 雑菌の付着

これらのデメリット、放っておくとどうなると思いますか?


頭皮の皮脂汚れを放置すると…

  • 頭皮の臭いの原因に
  • 毛穴詰まり、抜け毛、薄毛のリスクが高まる
  • フケやかゆみ、炎症の原因に


髪の毛の摩擦・ダメージを放置すると…

  • 枝毛、切れ毛、パサつきの原因に
  • くせ毛が悪化しやすくなる
  • カラーやパーマのもちが悪くなる


雑菌の付着を放置すると…

  • 頭皮環境が悪化し、炎症やニキビの原因に
  • かゆみ、フケ、抜け毛のリスクが高まる

「髪を触る」という何気ない行動が、様々な頭皮トラブルや髪のダメージに繋がってしまうのです。

 

今日から始める「触らない」ヘアケア

髪を触らないように意識するだけでも、頭皮と髪の環境は大きく変わります。さらに、今日からご紹介したヘアケア方法を実践すれば、健康で美しい髪へと導くことができます。ぜひ、今日から「触らない」ヘアケアを始めてみて下さい。

 

まとめ

今回は、髪を触らない方がいい理由と、その対策について解説しました。 髪を触ることで、頭皮の皮脂汚れ、髪の摩擦やダメージ、雑菌の付着など、様々な悪影響があることが分かりましたね。 ついつい無意識に触ってしまう人も、癖で触ってしまう人も、今日から意識して触る回数を減らしてみましょう。 適切なヘアケアを心がけることで、髪へのダメージを最小限に抑え、健やかで美しい髪を育てることができます。 さあ、あなたも今日から「触らない」ヘアケアを始めましょう!

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


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