【ママ必見！】子供の髪の痛み、原因と対策を年齢別に解説

2024年10月04日

「最近、子供の髪の毛のパサつきが気になる…」「ブラッシングの時に痛がる…」そんな悩みを持つママ・パパへ。
子供の髪の毛は、大人と比べてとてもデリケート。年齢によって髪質や成長の特徴も異なり、適切なケアが重要です。

子供の髪の痛みの原因を年齢別に詳しく解説し、それぞれの年代に合った対策方法をご紹介します。
この記事を読めば、もう悩まない！我が子の髪トラブルを解決に導くためのヒントが満載です。

子供の髪の毛が痛む原因って？

子供の髪の毛が痛む原因は、年齢や髪質、生活習慣など、様々な要因が考えられます。成長段階によって髪質や頭皮環境も変化するため、それぞれの時期に合わせたケアが大切です。

年齢によって違う！髪質と成長の特徴

子供の髪は、大人と比べて柔らかく、キューティクルも薄いため、外部からの刺激を受けやすいという特徴があります。また、年齢によって髪質や頭皮環境も変化するため、注意が必要です。

0歳～2歳頃：赤ちゃんの髪はデリケート

生まれたばかりの赤ちゃんの髪は、特に柔らかくデリケートです。この時期は、摩擦によって髪の毛が抜けやすく、また、汗や皮脂による頭皮のトラブルも起こりやすい時期です。そのため、優しく丁寧に扱うことが大切です。

3歳～5歳頃：幼児期特有の髪の悩み

3歳頃になると、髪の毛の量が増え、絡まりやすくなる子も出てきます。また、公園遊びなどで砂埃や紫外線を浴びる機会も増えるため、髪の乾燥も気になるところです。外遊びの後などは、ブラッシングで汚れを落とし、保湿ケアをしてあげましょう。

小学生：活発な子供に多い髪の傷み

小学生になると、運動や外遊びの機会が増え、汗や紫外線による髪のダメージを受けやすくなります。また、プールに入る機会も増えるため、塩素による髪のダメージにも注意が必要です。シャンプーやトリートメントでしっかりとケアをしてあげましょう。

中学生～高校生：思春期に見られる髪の変化

思春期になると、ホルモンバランスの変化により、皮脂の分泌量が増加し、頭皮がベタつきやすくなります。また、ヘアアイロンやカラーリングなど、スタイリングを楽しむ子も増えるため、髪のダメージが深刻化することもあります。正しいヘアケアの方法を学び、頭皮環境を整えることが大切です。

年齢別！子供の髪の痛み対策

子供の髪の痛みを防ぐためには、年齢に合わせたケアが重要です。それぞれの年齢に合わせたケア方法を実践して、健康な髪を育みましょう。

年齢別！子供の髪の痛み対策

子供の髪の痛み対策は、年齢や発達段階によって適切な方法が異なります。ここでは、それぞれの年齢に合わせた具体的なケア方法を紹介します。

0歳～2歳頃：赤ちゃんの髪の毛を優しくケアする方法

赤ちゃんの頭皮や髪はとてもデリケートなので、刺激を与えないよう優しくケアすることが大切です。

シャンプーは低刺激のものを選んで

洗浄力の強いシャンプーは、赤ちゃんの頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。そのため、アミノ酸系など洗浄力の優しい低刺激のものを選びましょう。ベビーソープを代用するのもおすすめです。また、香料や着色料などの添加物が含まれているものは避け、無添加のものを選ぶようにしましょう。

すすぎは丁寧に、摩擦に注意して

シャンプーや石鹸が残っていると頭皮トラブルの原因になるため、ぬるま湯で優しく丁寧にすすぎましょう。ゴシゴシと力を入れて洗うのは禁物です。指の腹を使って優しく洗うようにし、すすぎ残しがないように注意しましょう。

保湿を忘れずに

赤ちゃんの頭皮は乾燥しやすいため、保湿ケアも大切です。ベビーローションやベビーオイルなどを少量手に取り、頭皮全体に優しくなじませましょう。ただし、つけすぎると毛穴詰まりの原因となるので注意が必要です。

ブラッシングは優しく

ブラッシングは、頭皮の血行促進や髪の絡まりを防ぐ効果があります。赤ちゃんの場合は、毛が細くて柔らかいので、ベビー用のブラシを使って優しく行いましょう。無理に引っ張ったり、強くブラッシングすると、頭皮を傷つけたり、髪の毛が抜けてしまう原因になるので注意が必要です。

3歳～5歳頃：子供の髪の毛を清潔に保つシャンプーの選び方

活発になり、外遊びの機会も増えるこの時期は、汗や汚れをしっかり落とすことが大切です。しかし、まだ頭皮や髪はデリケートな状態なので、年齢に合わせたシャンプーを選び、正しい洗い方を心がけましょう。

子供の頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを

洗浄力の強いシャンプーは頭皮への負担が大きいため、子供の頭皮にも優しいアミノ酸系シャンプーを選びましょう。アミノ酸系シャンプーは、洗浄力がマイルドで頭皮への刺激が少ないため、デリケートな子供の頭皮にも安心して使用できます。

泡立ててから洗う

シャンプーを直接髪につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから洗いましょう。泡立てることで、髪と頭皮への摩擦を軽減し、頭皮への負担を減らすことができます。また、泡立ちが悪い場合は、シャンプーの量を増やすのではなく、一度お湯で髪をよくすすいでからシャンプーをすると泡立ちやすくなります。

すすぎ残しがないように

シャンプーやコンディショナーが残っていると、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。頭皮や髪の毛の根元までしっかりとすすぎましょう。

ドライヤーは低温で

濡れた髪は、キューティクルが開いた状態なので、とてもデリケートです。自然乾燥させると、頭皮が冷えてしまい血行が悪くなるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。ドライヤーを使う場合は、低温設定にし、頭皮から髪全体を乾かすようにしましょう。完全に乾かさないと、寝癖がつきやすくなるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。

小学生：正しいヘアケアを親子で楽しく学ぼう！

小学生になると、自分で髪を洗ったり、乾かしたりする機会も増えてきます。正しいヘアケア方法を教え、健康な髪を育みましょう。また、親子で一緒にヘアケアを楽しむのもおすすめです。

シャンプー前のブラッシングで汚れを落とす

シャンプー前にブラッシングをすることで、髪の絡まりやホコリなどの汚れを落とすことができます。ブラッシングは、頭皮を傷つけないように、毛先から優しく行いましょう。また、ブラッシングには、頭皮の血行促進効果も期待できます。

自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶ

小学生になると、髪質がはっきりしてくる時期です。乾燥しやすい髪質、くせ毛、頭皮のべたつきなど、それぞれに合ったシャンプーを選びましょう。ドラッグストアなどで、子供向けに開発されたシャンプーも販売されているので、そういったものを活用するのも良いでしょう。

トリートメントで栄養補給

髪が長くなってくると、毛先まで栄養が届きにくくなり、乾燥やパサつきが気になり始めます。シャンプー後、トリートメントを使用することで、髪に必要な栄養を与え、乾燥やパサつきを防ぎましょう。トリートメントは、毛先を中心に髪全体になじませ、数分置いてから洗い流すと効果的です。

紫外線対策も忘れずに

紫外線は、髪のタンパク質を破壊し、パサつきや枝毛、切れ毛の原因になります。外出時は、帽子をかぶったり、日傘をさしたりして、紫外線から髪を守りましょう。また、日焼け止め効果のあるヘアケア製品も販売されているので、そういったものを活用するのもおすすめです。

中学生～高校生：スタイリング剤との上手な付き合い方

おしゃれに興味を持ち、スタイリング剤を使う機会も増える時期です。しかし、スタイリング剤の使いすぎは、頭皮や髪に負担をかける可能性があります。正しい使い方を学び、頭皮と髪に優しいスタイリングを心がけましょう。

スタイリング剤は適量を

スタイリング剤は、使用量を守って使うようにしましょう。つけすぎると、頭皮の毛穴を塞いでしまったり、髪がべたついたりする原因になります。また、頭皮に直接つけないように注意し、髪になじませるようにつけましょう。

寝る前に必ず洗い流す

スタイリング剤をつけたまま寝てしまうと、頭皮の毛穴を塞いでしまい、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。寝る前は必ずシャンプーで洗い流し、清潔な状態を保ちましょう。お湯だけで落とせるタイプのスタイリング剤もありますが、頭皮の健康のためにも、シャンプーを使ってしっかり洗い流すことをおすすめします。

ヘアアイロンの使いすぎに注意

ヘアアイロンは、高温で髪をスタイリングするため、使いすぎると髪にダメージを与え、パサつきや枝毛の原因になります。使用する際は、低温設定にし、同じ箇所に何度も当てないように注意しましょう。また、ヘアアイロンを使用する前に、ヘアオイルやトリートメントなどで髪を保護すると、ダメージを軽減することができます。

食生活も見直しを

健康な髪を育むためには、バランスの取れた食生活も大切です。タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、髪に必要な栄養素をバランス良く摂取しましょう。特に、タンパク質は髪の主成分となるため、積極的に摂取することが大切です。肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。また、ビタミンB群や亜鉛なども、髪の健康に欠かせない栄養素です。

子供の髪の痛みを防ぐ生活習慣

子供の髪の健康を守るためには、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。ここでは、食事・睡眠・紫外線対策など、様々な角度から解説していきます。

バランスの取れた食事

髪の毛の成長には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、様々な栄養素が必要です。偏った食事は栄養不足を招き、髪の成長を阻害する可能性があります。毎日、肉・魚・卵・大豆製品などのタンパク質、野菜・果物・海藻などのビタミン・ミネラルをバランス良く摂取しましょう。

タンパク質を積極的に摂取

髪はケラチンというタンパク質でできています。タンパク質が不足すると、髪の毛が細くなったり、切れやすくなったりすることがあります。成長期のお子様は特に、タンパク質を意識して摂取することが大切です。

ビタミン・ミネラルも重要

ビタミンAは頭皮の健康を保ち、ビタミンB群は髪の成長を促進、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるなど、様々なビタミンが髪の健康に関わっています。ミネラルも、亜鉛や鉄分などが髪の成長に欠かせません。これらの栄養素を効率的に摂取するためにも、野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。

質の高い睡眠

睡眠中は、髪の成長を促進する成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、細胞の修復や再生を促す働きがあり、髪の毛の成長にも大きく関わっています。質の高い睡眠を十分にとることは、子供の髪の健康にとって非常に重要です。

適切な睡眠時間

年齢や個人差がありますが、一般的に幼児期は10時間～12時間、小学生は9時間～11時間、中学生は8時間～10時間の睡眠時間が必要です。寝る直前のスマホやテレビは控え、規則正しい睡眠リズムを心がけましょう。

紫外線対策

紫外線は、髪の毛の内部にダメージを与え、パサつきや切れ毛の原因になります。特に、日差しが強い時間帯の外出時には、帽子をかぶったり、日焼け止めスプレーを使用するなど、頭皮と髪の毛を紫外線から守るようにしましょう。

帽子や日傘を活用

日差しが強い日は、帽子や日傘を使って頭皮と髪の毛を紫外線から守りましょう。つばの広い帽子やUVカット加工が施されたものがおすすめです。

日焼け止めスプレーも効果的

頭皮や髪の毛にも使える日焼け止めスプレーも販売されています。外出前にスプレーすることで、紫外線から髪を守ることができます。

適切なヘアケア

正しいヘアケアは、子供の髪の健康を保つために欠かせません。シャンプーやブラッシングの方法を見直すことで、髪の痛みを予防することができます。

シャンプーは優しく丁寧に

シャンプーをする時は、爪を立てずに指の腹を使って優しく頭皮を洗いましょう。すすぎ残しがあると頭皮トラブルの原因になるので、しっかりとすすぐことが大切です。

ブラッシングは優しく

子供の髪は細くデリケートなので、ブラッシングをする時は、無理に引っ張ったりせずに、毛先のもつれを優しくほぐすようにしましょう。絡まりやすい場合は、ブラッシングスプレーを使用するのもおすすめです。

ストレスをためない

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こします。その結果、頭皮環境が悪化し、髪の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。子供には、十分な休息と遊びの時間を取り入れ、ストレスをため込まないように気を配りましょう。

リラックスできる環境作り

子供にとって、家庭はリラックスできる場所であるべきです。親子でゆっくりと過ごす時間を作ったり、子供が好きなことを楽しめる環境を作ってあげましょう。

子供の髪トラブル！こんな時はどうする？

子供の髪にトラブルを発見した時、保護者の方は不安になりますよね。ここでは、よくある子供の髪トラブルと、その対処法について詳しく解説します。自己判断せず、専門医に相談する目安も合わせてご紹介します。

フケが多い

子供の頭皮は大人に比べて皮脂の分泌が盛んなため、フケが出やすい傾向にあります。乾燥によるフケや、脂漏性皮膚炎によるフケなど、原因はさまざまです。シャンプー前にブラッシングで頭皮の汚れを落とし、子供用の低刺激シャンプーで優しく洗いましょう。すすぎ残しがないように注意することも大切です。改善が見られない場合は、皮膚科を受診しましょう。

頭皮が赤い・かゆがる

頭皮が赤く炎症を起こしている場合は、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎の可能性があります。シャンプーやトリートメント、整髪料などが頭皮に合わず、炎症を起こしているケースも考えられます。まずは原因となるものを特定し、使用を中止することが大切です。かゆみが強い場合は、爪で掻いてしまうことで症状が悪化することもあります。早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。

円形脱毛症かも？

10円玉のように丸く髪が抜けてしまう円形脱毛症。子供にも起こることがあります。円形脱毛症は、免疫の異常などが原因で起こると考えられていますが、はっきりとした原因は解明されていません。ストレスや生活習慣の乱れが影響している場合もあるため、心当たりがある場合は改善に努めましょう。円形脱毛症が疑われる場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。

髪の毛に虫！？

保育園や幼稚園などで、アタマジラミが流行することがあります。アタマジラミは、人の頭に住み着いて血を吸う小さな虫です。頭皮にかゆみを感じ、よく見ると小さな白い卵が付着していることがあります。アタマジラミは市販の専用シャンプーで駆除できます。また、タオルや寝具などを共用しないように注意し、熱湯で洗濯するなどして感染予防を徹底しましょう。心配な場合は、皮膚科を受診してください。

くせ毛が気になる

子供のくせ毛は、遺伝や髪質によって個人差があります。くせ毛が強く、髪の扱いが大変な場合は、子供用のヘアオイルやトリートメントを使用してみましょう。また、美容院で相談し、子供の髪質に合ったヘアカットをするのもおすすめです。ただし、縮毛矯正などの施術は、子供の頭皮や髪への負担が大きいため、成長過程が終わってから検討するようにしましょう。

切れ毛・枝毛が多い

子供の髪は、大人に比べてキューティクルが薄く、デリケートです。そのため、摩擦や乾燥によって切れ毛や枝毛になりやすい傾向にあります。ブラッシングをする際は、毛先のもつれを優しくほぐしてから、頭皮全体をブラッシングするようにしましょう。また、ドライヤーの熱は髪にダメージを与えるため、低温で短時間で使用するか、自然乾燥させるのがおすすめです。切れ毛や枝毛が多い場合は、ヘアオイルやトリートメントで、髪の毛に潤いを与えることも効果的です。

いつ病院に連れて行くべき？

上記のような症状が続く場合は、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。特に、かゆみや炎症がひどい場合、頭皮に湿疹や腫れが見られる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。

まとめ

この記事では、子供の髪の痛みの原因と対策を年齢別に解説しました。年齢によって髪の毛の性質や成長の特徴は異なり、それに合わせたケアが大切です。赤ちゃんの頃は頭皮を清潔に保ち、幼児期からは適切なシャンプーを選び、正しい洗い方を身につけましょう。小学生になると、生活習慣も髪の健康に影響してきます。十分な睡眠、バランスの取れた食事、紫外線対策も心がけましょう。中学生・高校生になると、パーマやカラーリングなど、ヘアスタイルの幅が広がりますが、スタイリング剤の使いすぎには注意が必要です。成長段階に合わせて、適切なヘアケアを行うことで、子供の髪の健康を守りましょう。

本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修
	高橋正和（美容師／サロン経営者） 30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。