旅先でも美髪をキープ!プロが教えるヘアケアテクニック

旅先でも美髪をキープ!プロが教えるヘアケアテクニック

1. 持ち運びに便利なヘアケアアイテムを選ぶ

 

旅行に最適なシャンプーとトリートメントの選び方

 旅行中のヘアケアでは、自分の髪質や普段使っている製品に合ったシャンプーとトリートメントを持参することが大切です。宿泊先のアメニティは髪に合わないことがあるため、普段使いの製品を小分けにして持ち運ぶのがおすすめです。特に長期旅行の場合はミニボトルやパウチタイプを活用しましょう。パウチは一回使い切りで衛生的なうえ、荷物を軽量化するのにも役立ちます。

 

ヘアオイルや洗い流さないトリートメントの活用術

 旅行中は環境の変化で髪が乾燥しやすくなるため、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを取り入れると効果的です。特に保湿効果の高いヘアオイルは、髪にツヤと潤いを与えてくれるのでおすすめです。持ち運びには漏れ防止のため、スポイト付き容器やジップロックを使用すると安心です。使用タイミングとしては、風呂上りや外出前などに少量を毛先に馴染ませると、まとまりのある髪をキープできます。

ミルボン エルジューダ 《 ベースデザインオイル 》

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ドライシャンプーで手軽にリフレッシュ

 旅先では予定がぎっしり詰まっていて、ヘアケアに十分な時間が取れないことも。そんな時にはドライシャンプーが便利です。髪のベタつきが気になるときに使用するだけで、簡単にリフレッシュできます。スプレータイプやパウダータイプがあり、自分に合った使用感のものを選ぶと良いでしょう。特に長時間のフライトやアウトドアの場面では、このアイテムが大活躍します。

デミ ハレマオ ドライリセット 70g

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持ち運びに便利な詰め替え容器の選び方と活用方法

 旅行中の荷物をコンパクトにまとめるためには、持ち歩きに便利な詰め替え容器を活用しましょう。選び方のポイントは、漏れにくい設計かどうか、小さめで軽量なサイズかどうかです。シャンプーやトリートメントを詰め替える際には、清潔な容器を使用し、満杯に入れすぎず適量を持ち運ぶと安心です。また、ラベルなどで中身を明確にしておくと、現地での使い勝手が良くなります。

 

2. 旅先でのヘアケア:プロが教えるコツ

 

硬水地域でのヘアケアに注意!美容師おすすめの対策

 旅行中に硬水地域を訪れる場合、髪がゴワついたりパサついたりすることがあります。硬水にはミネラル分が多く含まれているため、シャンプーの泡立ちが悪くなり、髪に石鹸カスが残ることが原因です。このようなトラブルを防ぐためには、硬水対応のシャンプーやクリアリングシャンプーを持参することをおすすめします。また、ミネラルの付着を防ぐために週数回のヘアマスクやトリートメントを取り入れ、髪に潤いを与えることが大切です。

 

簡単にできるアウトバスケアの方法

 旅先でのアウトバスケアはシンプルかつ効果的な方法を選ぶのがポイントです。シャンプー後、髪が湿っている状態でヘアオイルを毛先中心に馴染ませるだけで、旅行中の乾燥やゴワつきを軽減できます。また、洗い流さないトリートメントを併用すると、髪の内側に潤いをしっかり閉じ込められます。軽量で持ち運びしやすいミニサイズのトリートメントやオイルを選ぶことで、荷物を増やさずにヘアケアを楽しむことができます。

 

ヘアアイロンやドライヤーを正しく使うコツ

 旅行中にヘアアイロンやドライヤーを使用する際には、使い方にも注意が必要です。まず、ドライヤーは熱くなりすぎないよう、風量を調節しながら髪から少し離して使用しましょう。また、ヘアアイロンは高温になりすぎない温度設定で使うのがコツです。髪の保護にはヒートプロテクトスプレーを使うことを忘れずに。さらに、海外旅行では電圧の違いに対応できる海外対応のドライヤーやヘアアイロンを準備することで、手軽にスタイリングが可能です。

 

湿気が多い地域での広がり対策テクニック

 湿気の多い地域では髪が広がりやすくなるため、適切なケアが重要です。旅行中は、湿気対策用のスタイリング剤を使い、髪の表面をコーティングするとボリュームを抑えることができます。また、ヘアオイルやバームを軽く手に取り、毛先に馴染ませることで潤いとまとまりをキープできます。さらに、髪をまとめておくことで広がりを防ぐ編み込みやポニーテールといった簡単なヘアアレンジも便利です。これらのアイデアを活用して、湿気対策をしながら美しい髪を保つことができます。

 

3. 髪のトラブルに対処する方法

 

乾燥やゴワつきを防ぐ応急処置

 旅行中、乾燥やゴワつきが気になる場面は多いですよね。特に、飛行機内やエアコンの効いた宿泊施設では湿度が低く、髪がパサつきやすくなります。このような場合には、小さなボトルに詰め替えたヘアオイルや洗い流さないトリートメントが活躍します。数滴を手のひらで伸ばし、毛先を中心に揉みこむだけでツヤが戻り、ゴワつきも解消できます。また、パウチタイプの深層トリートメントを持参しておけば、簡単にスペシャルケアができておすすめです。

 

前髪のベタつきを瞬時に解消する技

 長時間の移動や湿気の多い地域では、前髪のベタつきが気になることがあります。そんなときは、ドライシャンプーが便利です。スプレータイプのものを前髪に軽く吹きかけ、指でなじませて余分な油分を取り除きましょう。持ち運びに便利なミニサイズもあり、旅行中に重宝します。また、紙おしろいのようなタイプのドライシャンプーシートも、簡単に使えるおすすめアイテムです。

 

旅行中の切毛や枝毛を防ぐテクニック

 髪は乾燥や摩擦でダメージを受けやすく、旅行中は特に注意が必要です。切毛や枝毛を防ぐためには、ヘアブラシを活用して無理な力をかけずに髪をとかすことが大切です。コンパクトなデタングルブラシやスカルプブラシを使用すると髪への負担が減ります。さらに、就寝時には髪を軽くまとめたり、シルクやサテン素材のスカーフで包むことで、摩擦や絡まりを防ぐことができます。

 

スタイリングを崩れにくくするプロのアドバイス

 旅行中のスタイリングを長時間キープするには、いくつかのポイントを押さえておくと良いです。まず、スタイリング前にはヘアミストやセット力のある軽めのスプレーを使い、髪にうるおいを保ちつつ整えるのがコツです。特に湿気の多い地域では、湿気対策用のスタイリングスプレーがおすすめです。さらに、仕上げにヘアワックスやヘアスプレーを馴染ませると崩れにくさがアップします。また、簡単にできるまとめ髪アレンジを覚えておけば、風や動きの多い場面でも安心です。

ルベル トリエ 《ヘアスタイリング》

ルベル トリエ 《ヘアスタイリング》

 

4. 快適に髪を整えるトラベルツールとグッズ

 

おすすめのコンパクトヘアツール(ヘアブラシやコーム)

 旅行中でも美しい髪を保つには、ヘアブラシやコームが欠かせません。おすすめはコンパクトサイズのヘアブラシで、特に折りたたみ式や軽量タイプが人気です。これらは荷物を軽くし、ポーチにも収まりやすいため、携帯に便利です。また、スカルプブラシは頭皮マッサージができ、移動中のリフレッシュにも役立ちます。普段使いと同じ感覚で利用できるツールを選ぶと、旅行中も簡単にヘアケアができます。

アヴェダ AVEDA パドルブラシ

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防水ヘアターバンや速乾タオルのメリット

 防水ヘアターバンは、洗顔やメイク時に髪が濡れるのを防ぎ、旅行中の快適な身支度に欠かせないアイテムです。一方、速乾タオルは髪の水分を素早く吸収し、ドライヤーの使用時間を短縮できます。特にマイクロファイバー製の速乾タオルは軽量でコンパクトに畳めるため、持ち運びにも便利です。これらのアイテムは、髪を丁寧にケアしながら荷物を減らしたい旅行者にぴったりです。

 

海外対応ヘアアイロンの選び方

 海外旅行にヘアアイロンを持っていく際は、対応電圧が重要です。海外対応のヘアアイロンを選ぶと、変圧器が不要になり手間を省けます。また、USB充電式やコードレスタイプは持ち運びや使用時の自由度が高い点が魅力です。選び方のポイントとしては、小型で軽量なもの、温度調節ができる機能付きアイロンをチェックしましょう。これで旅行中でもスタイリングが簡単にできます。

 

収納に便利なアイテムで荷物を軽量化

 旅行を快適にするためには、荷物を減らす工夫が必要です。ヘアケアグッズに関しては、小さく折りたためるポーチや仕切りのついたケースを使うと便利です。また、詰め替え容器を活用すれば、シャンプーやトリートメントを必要量だけ持参でき、スペースを節約できます。パウチタイプのアイテムも1回分を持ち歩けて衛生的です。こうした収納アイデアを取り入れて、荷物を軽量化しましょう。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


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